熱狂が冷めてしまったビットコインの末路 大手参入で成熟に向かうか

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 4月27日、乱高下を繰り返し、投資家をハラハラさせ通しだったビットコインだが、専門家によれば、成熟が進み、比較的退屈な安定期へと向かっている可能性がある。2017年12月撮影(2018年 ロイター/Dado Ruvic)

[ロンドン/ニューヨーク/シンガポール 27日 ロイター] - 乱高下を繰り返し、投資家をハラハラさせ通しだったビットコイン市場だが、専門家によれば、成熟が進み、比較的退屈な安定期へと向かっている可能性がある。

世界各国で規制の動きが広がったことで、ビットコインの取引量は急激に縮小した。ウェブサイトのトップページからは仮想通貨の広告が消え、グーグル検索でも「ビットコイン」が検索上位ワードに入ることはなくなった。

存在意義を見失いつつある

ビットコインが成長を遂げた末にどのような存在を目指しているのか、投資家が理解しようとしている一方で、この代表的な仮想通貨は、自らの存在意義を見失いつつある。

「ビットコインには新しい物語が必要だ」。ニューヨークに本拠を置く投資リサーチ会社データトレックの創業者ニコラス・コーラスは、そう語る。「何らかの形で機関投資家の参加があれば、もう一段伸びる可能性はいくらでも考えられる」

ビットコインの価格は、昨年末の2万ドル近くから7割暴落した後、4月には25%上昇した。

ビットコインをめぐる状況は実際に変化しつつある。

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