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TOKIO緊急会見に見えた強烈な4つの違和感 謝意や猛省は伝わるも、矛盾を隠しきれず

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  • 木村 隆志 コラムニスト、人間関係コンサルタント、テレビ解説者
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当然と言うべきか、会見後に放送されたワイドショーで、これらの違和感に言及することはありませんでした。

たとえば、『ミヤネ屋』(日本テレビ系)の宮根誠司さんは、「泣けてきちゃいますね」「決まっていない中で会見したメンバーの気持ち(は計り知れない)」と語り、それを受けたコメンテーターのアンミカさんは「それが被害者の方々に伝わってくれたらいいですね」と締めくくりました。

一方、『グッディ』(フジテレビ系)の高橋克実さんは、「絆、つながりが深い。ある種の家族以上のつながりというか、だから決め切れないというか、あると思うんですよ」と語って終了。「同業者であり、好感度が重要な芸能人がMCやコメンテーターを務めるワイドショーの限界」を見せてしまったのです。

謝罪会見の姿は忘れてもらえない

憔悴する4人の姿を見て、SMAPの生謝罪を思い出した人も多かったのではないでしょうか。今回も山口さん、4人のメンバーが立て続けに会見するなど、「矢面に立つのはタレント」というジャニーズ事務所のスタンスは変わりませんでした。

世間の人々は、謝罪会見時の姿をなかなか忘れてくれません。SMAPのメンバーたちは、今も「謝罪時の姿がチラついてしまい、彼らを見ても以前より笑えなくなった」という世間の目と戦い続けています。

今回の騒動で、「山口さんはまだしも、TOKIOのメンバーも謝罪会見を行ったことで、同じ状態に陥ってしまうのではないか」という懸念が拭えないのです。その意味では、彼らがどんなに「自分たちの言葉で話したい」と言ったとしても、事務所の人間が矢面に立つべきだったのではないでしょうか。

ジャニーズ事務所は、またも企業としての謝罪姿勢を世間に伝えられなかったことで、近年悪化しているイメージの回復がますます困難になってしまいました。しかし、スタンスを変えるのに「遅すぎる」ということはありません。

一般企業なら「社長や副社長の交代で、イメージ一新」という方法が採用されるのですが、同族経営のジャニーズ事務所には難しいような感もあります。ただ、それでも事務所を変える救世主の登場を期待している所属タレントのファンは多いでしょう。

いずれにしても、ジャニーズ事務所も、所属タレントも、今こそファン・ファーストのスタンスが求められているのは間違いないのです。

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