4月10日は駅弁の日…そして船旅には「港弁」

駅弁、空弁だけでなく「海」にもあった!

と、チラシを眺めている間にちゃんぽんが来た。

銀座にあるインド料理店「ナイルレストラン」のカレー粉が使われたカレー味のちゃんぽんもある(撮影:坪内政美)

具材は野菜、魚介類、豚肉……と、ここまでは一般的なちゃんぽんと同じだが、八幡浜名物のかまぼこやじゃこ天なども乗っている。麺は太めで、長崎のちゃんぽんと違いスープは白濁しておらず、透明感がある。鰹や昆布、鶏ガラなどで取ったダシはあっさりしており、毎日食べても飽きない味だ。これはなかなかにおいしい。

後から知ったが、八幡浜は魚肉ソーセージ発祥の地でもあった。

幕の内から「じゃこ天弁当」まで

さて、「港弁」だ。

今回、ひょんなことからこのレストランマリンでお弁当を作っていることを知った。ホームページなどに情報が載っていなかったので、直接電話して聞いてみた。豪華な仕出し弁当から焼肉弁当、さらには「じゃこ天弁当」なんてのもあり、20種類ほどのお弁当があった。通常の幕の内弁当であれば、八幡浜港を出港する船に数個ずつ積んでいるらしいが、確実に買うためには予約したほうがいいという。

なので、今回はその幕の内弁当と、港弁として推している「はもひつまぶし弁当」を注文しておいた。受け取りは、乗船する船を伝えれば、船室に積んでおいてくれるらしい。前回乗船したのはあけぼの丸だったが、今回乗るのはあかつき丸だ。

船には売店があり、なるほどいくつかの幕の内弁当が積まれていた。見ると、レトルトのスープやおみそ汁も売られているようだ。もちろんお湯はもらえる。

海を見ながら弁当を開ける。さしずめここは寝台特急「サンライズ」でいうところのラウンジ風だ(撮影:坪内政美)

そのうえ、ポリ容器のお茶まで売っていることに気がついた。この組み合わせは駅弁そのもの……いや、今回は港弁なのだが。

さっそく受け取った「はもひつまぶし弁当」をいただいてみる。しっかりと味の付いたはもに、ちくわ、かまぼこ、じゃこ天、なると巻き、ちりめんじゃこに、ピンク色の削りかまぼこ。デザートには、きよみ一口ゼリー。これらは全部、八幡浜の名物だ。

次ページ「港弁」はどうして生まれたのか
鉄道最前線の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 就職四季報プラスワン
  • 競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • 若者のための経済学
  • 「非会社員」の知られざる稼ぎ方
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
ナベツネが腹を割って語る<br>政治、そしてメディアの未来

読売新聞主筆として93歳の今も、社論をまとめる要の役割を果たしている渡邉恒雄氏。安倍首相と定期的に会食するなど、なお政治のキーマンでもある。歴代の首相を知る同氏は現在の政治とメディアをどう見ているのか。本誌編集長がインタビュー。