麻生財務相、G20会合で米財務長官に要請 債務問題の迅速ない解決が必要

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10月10日、麻生太郎財務相は、ワシントンで開かれているG20の会合の後、米国に債務問題の迅速な解決が必要だと伝えたことを明らかにした。写真は6月、都内で撮影(2013年 ロイター/Issei Kato)

[ワシントン 10日 ロイター] - 麻生太郎財務相は10日、ワシントンで開かれている20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の1日目の会合の後、記者団に対し、米国に債務問題の迅速な解決が必要だと伝えたことを明らかにした。

麻生財務相はG20会議の合間にルー米財務長官と話し、「債務上限の問題は米国だけではなく、世界経済や金融市場に与える影響が大きく、早期に解決していただくことを期待している」と伝えたという。

麻生財務相はまた、この日のG20会合では日本の消費税率引き上げと新たな経済対策について説明したことを明らかにし、「これまで日本が国際的にコミットしてきた財政健全化の目標達成に向け、大きな一歩だと伝えた」と語った。

米国の金融緩和縮小が新興国に与える影響に関しては、新興国自体が外からのショックに強い経済の構築に取り組むことが不可欠である一方、金融危機を予防する上で国際的連携も重要だと指摘、日本はアジア新興国と通貨スワップ協定拡充の協議を行っていると説明した。

G20財務相・中央銀行総裁会議は1日目の会議で、世界経済について議論。また、これに先立って主要7か国(G7)の非公式会合が行われた。米財政問題を含む世界経済について議論が行われたもようだ。

 

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