超有望!「人工食肉」が世界を救う根本理由

チャーチルは約90年前に予想していた

数年後には「クリーンミート」がスーパーの棚に並んでいるかもしれない(写真:Rick Wilking/ロイター)

アカデミー賞の作品賞や主演男優賞を含む6つの部門でノミネートされた映画『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』。第二次世界大戦の岐路となった、歴史を変える決断に直面するウィンストン・チャーチルの姿を描き、観客を魅了している。 実際チャーチルは、人類の未来をかなり先鋭的に考えていた。

1931年、チャーチルは「Fifty Years Hence(50年後)」と題し、1980年代に世界がどうなっているかを予測する記事を執筆。さらに驚くべきことに、畜産以外の方法で食肉の生産する手段を見つけるだろう、と予測したのである。

「クリーンミート」が現実のものに

「鶏胸や手羽を食べるために鳥一羽を丸ごと育てるという不合理からは脱出するだろう」とチャーチルは予言した、「これらの部位をそれぞれ適切な培地で育てることによって」と。そうすることで、家畜用の農作物を育てるのに使われていた土地が空き、「公園や庭園が牧草地や畑に取って代わる」と結論づけた。

数十年ズレてはいるが、彼が予言したとおりのことができる技術が、ついに出てきた。食肉を動物の「体外」で育てる技術である。

近年では「クリーンミート(培養肉)」(非営利組織のThe Good Food Instituteが「クリーンエネルギー」と、肉の食品安全を肯定する用語として普及に勤しんでいる) は、SFの領域から脱し、科学的事実となった。グーグルの共同設立者であるセルゲイ・ブリン氏による研究開発への出資のおかげで、史上初の「クリーンなハンバーガー」が2013年に公開された。

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