革新的企業100社で米国が最多、2位は日本 トムソン・ロイター調査、ニッポンも捨てたもんじゃない
[東京 7日 ロイター] - トムソン・ロイターは7日、特許データをもとに世界の革新的な企業・研究機関100社を選出する「グローバル・イノベーター2013」を発表した。
選出企業数を国別にみると、米国が45社で最多、日本が28社で続いた。中国企業は特許出願数が伸長しているものの、100社に選ばれなかった。
グローバル・イノベーターは今回で3回目。1)特許件数、2)特許出願件数に対する登録件数の割合、3)中国・欧州・日本・米国の主要4市場で取得した特許数、4)後続の発明での引用数──を基準に、影響ある発明を数多く創出し、世界的に特許制度で保護している企業や研究機関を選出している。
米企業はアップル
トムソン・ロイターは、米国と日本、フランスの上位3カ国について「いずれも政府による研究開発の優遇措置が効果を上げている」と分析している。
中国企業は特許出願数が伸びているものの、今年も100社からは漏れた。ほとんどが国内の出願にとどまり、国際性を重視するグローバル・イノベーターの選出基準を満たさなかったという。
100社は研究開発への投資額が大きく、2012年の合計額2232億ドルは米国の代表的な銘柄500社(S&P500)の投資総額を8.8%上回った。株価の年間上昇率もS&P500を4%、年間の新規雇用数も0.81%上回った。
「グローバル・イノベーター2013」に選出された100社のうち、日本の企業・研究機関は以下の通り。(英語名のアルファベット順)
旭硝子<5201.T>
ブラザー工業<6448.T>
キヤノン<7751.T>
富士フイルムホールディングス<4901.T>
富士通<6702.T>
日立製作所<6501.T>
ホンダ<7267.T>
ジヤトコ
三菱電機<6503.T>
三菱重工業<7011.T>
NEC<6701.T>
日本特殊陶業<5334.T>
新日鉄住金<5401.T>
日産自動車<7201.T>
日東電工<6988.T>
NTT<9432.T>
オリンパス<7733.T>
オムロン<6645.T>
パナソニック<6752.T>
セイコーエプソン<6724.T>
半導体エネルギー研究所
シャープ<6753.T>
信越化学工業<4063.T>
ソニー<6758.T>
住友電気工業<5802.T>
TDK<6762.T>
東芝<6502.T>
トヨタ自動車<7203.T>
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