シンガポール人が日本人より超金持ちの理由 老後資産の目標額は1億円以上が当たり前!
老後を送るには、シンガポールのような物価の高い国よりも、医療費なども低い日本で暮らすほうが現段階ではずっと楽です。しかし、将来の日本経済は楽観視できません。2060年には、高齢者1人を1.3人の現役世代が支える不安定な人口構成になります。また、長生きリスクもあり、「人生100年時代」を見据えて、より長期的なライフプランが必要になります。世代によっては逃げ切れるかもしれませんが、さらなる給付のカットや保険料の引き上げが行われる世代も出てくるでしょう。つまり、シンガポールのように、自助努力でおカネを準備しなければならないことが予測されます。
時間と複利を味方にして、「雪だるま式」に増やす
特に若い世代は経済環境的に不利ですが、時間を味方にすることができます。現在30歳の人が、60歳までの30年間で年100万円を貯めた場合、まったく運用をしないと3000万円ですが、1%複利で約3478万円、3%複利で約4758万円、5%複利で約6644万円になります。
また、日本でも、企業型や個人型の確定拠出年金制度(401k、iDeCo)、つみたてNISAなど、非課税で運用ができる制度が整ってきています。確定拠出年金は、税制優遇が手厚いのが特長です。拠出時(拠出した金額が全額所得控除)、運用時(非課税)、受取時(公的年金等控除、あるいは退職所得控除が適用)の3段階で、税制優遇を受けることができます。つみたてNISAは、定期・定額での積立投資に限定した制度で、年間40万円までの投資枠に対し、その利益が20年間非課税となります。
シンガポール人も、税制の優遇を受けられる口座で運用をして、老後資金を作っています。日本人も401kやiDeCo、NISAを利用すれば、シンガポール人に限りなく近い運用ができるのです。税制優遇がある口座で3%以上の利回りを目指しましょう。そうすれば、海外移住も含めたバラ色の老後生活を送ることも不可能ではありません。
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