トランプ大統領が単独取材で語った10のこと ロイターインタビューでの主な発言
[ワシントン 17日 ロイター] - トランプ米大統領は17日、オーバルオフィス(大統領執務室)でロイターのインタビューに応じた。主な発言内容は以下の通り。
<北朝鮮>
―対話の席に着くつもりだが、それが問題解決につながるかは定かではない。25年間協議してきたが、北朝鮮は歴代の米大統領を利用してきた。
─(金正恩朝鮮労働党委員長)とこれまで会話したかどうかは述べたくない。平和的解決を望んでいるが、そうならない可能性も大いにある。
─(北朝鮮に先制攻撃を行う可能性について)どのような選択肢を検討するかは明かしたくない。
─(北朝鮮が大陸間弾道ミサイルの試験発射を追加実施した場合について)そのような話はしたくない。非常に難しいポーカーゲームをやっているので手の内は明かさないものだ。
─(中国、ロシアの役割について)先日、習(近平国家主席)と会談した。習氏とは相性がぴったりで、素晴らしい関係にある。中国は多くのことを行っているが、できることはまだある。ロシアは北朝鮮問題で全く米国の助けになっていない。残念ながらロシアとは良好な関係にない。中国が(北朝鮮から)取り返した分をロシアが与えている可能性がある。最終結果は期待されるほど良くない。
─(北朝鮮が米国にミサイル攻撃をしかける可能性について)まだその段階にはないと考えるが、近づいている。日を追うごとに近づいている。これほど近くなる以前、あるいは(ミサイル開発)能力を保有する以前に、過去25年間で対処すべき問題だった。
<通商問題>
─(商措置について) 一般教書演説で取り上げる。中国だけの話ではない。中国が最大の問題だが、全ての国に関わる。
─(NAFTA再交渉は)今後結果が明らかになる。わたしは廃止を決定するかもしれない。そうなれば多くの人が不幸になる。多くの人々はNAFTA廃止がどれだけ良い結果をもたらすか気付いていない。
<移民政策>
─(議員との会合で)何を発言したかについてはコメントしない。難しい協議だった。(超党派の)合意があったと聞いたが、受け入れられない合意だった。米国の安全保障にとってひどく悪い合意だった。わたしの選挙公約と正反対だった。(メキシコ国境の)壁にはほとんど予算が割り当てられなかった。壁は切実に必要とされている。連鎖移民の面でも非常に弱い内容だった。ビザ抽選制度を廃止する必要があり、連鎖移民は米国に壊滅的ダメージをもたらしている。
─(ハイチ、アフリカからの移民について)全ての国から素晴らしい人々が来ている。個人に焦点を当てて、素晴らしい人々を受け入れたい。国についてはそれほど考慮していない。米国には労働者が必要だ。移民の受け入れを拒否するつもりはなく、その正反対だ。多くの人を受け入れたい。ただ、技能に基づいて受け入れる必要がある。
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