「孤独のグルメ」を食べログで分析してみた 井之頭五郎が訪れた全133店の点数を調査
実際に、筆者のひいき店が何店か出演したので、その放映後に聞いたところ、「孤独のグルメ」ファンは、すぐにわかるそうだ。なぜならば、彼ら彼女たちはテレビに出てきた同じメニューしか頼まないからだ。しかも、五郎氏が食べた順番に追加注文を行う。また、なるべく井之頭五郎の座っていた同じ席を確保したがる。さらには、席が埋まっていて、そこが空くと移動して座りたがるという。そして聖地巡礼者の再来店はないという。主人公と同じメニューを食べ脳内会話を楽しむことができれば、それで目的を遂げるからだ。
さて、井之頭五郎が訪れた飲食店を食べログのジャンルで確認すると、予想外と思われる結果となった。この1位から3位を当てられる方は、相当な「孤独のグルメ」ファンであろう。
まず、一番通っていたのは、中華料理の14店だ(台湾料理含む)。次に続くのが、居酒屋に割烹・小料理などを足した居酒屋系で13店となる。
彼は下戸であるため注文はウーロン茶だが、バラエティ豊かな酒のあてを楽しんでいるのかもしれない。そして3番目はケーキに和菓子、甘味処などを加えたデザート系の12店。甘いもの好きという設定もあり、多く訪れている。
一方、思い起こすと確かに1店も行っていないのが、フレンチやイタリアンだった。これらの方が本業の輸入雑貨商に近いようにも思えるが、プライベートと仕事は完全に分けるタイプのようだ。
また、サラリーマンの味方である立ち食いそば、うどん、ラーメンは食べている時間が短く番組が成立しないこともあるためか、それぞれ1店ずつでしかない。ただし、韓国料理の食事メニューで、参鶏湯ラーメンを選んでいることはある(シーズン4第2話「中央区銀座の韓国風天ぷらと参鶏湯ラーメン」)。
訪れた店の食べログ点数の平均は?
さて、本題に移ろう。主人公、井之頭五郎はグルメなのか。いままで、訪れた全133店*の食べログ点数を平均化すると、3.42点のお店となる。
シーズン1から3まで食べログ点数の低下傾向が見られ、シーズン4ではニッチだが知る人ぞ知るお店に来訪、平均点は上昇に転じている。
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