仏壇のはせがわがイオンにまで出店するワケ カリモク家具ともコラボ、「仏壇革命」を狙う

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
埼玉県久喜市のSC「モラージュ菖蒲」に出店したはせがわの新型店舗「こころのアトリエ」。縁起物や和雑貨を取り扱う(写真:はせがわ)

さらなる挑戦的な試みも始めている。「アイ・ラブ・ユーは、かたちにできる」をキャッチフレーズに縁起物や和雑貨を取り扱う、はせがわとしてはまったく新しい店舗「こころのアトリエ」だ。現在は、横浜市港北区のトレッサ横浜と埼玉県久喜市のモラージュ菖蒲と、いずれもSCに2店舗を展開している。

「仏壇を置かない」店も作る

はせがわの江崎徹社長は顧客ニーズの多様化を受け、新型店舗の開発を積極的に進めている(写真:尾形文繁)

「今はまだ実験段階なので仏壇も若干ながら置いているが、祈りや願い、感謝をコンセプトにアイテムを充実させ、これまでの仏壇店とは異なる新業態を確立していきたい」と江崎社長は話す。仏壇最大手のはせがわが「仏壇を置かない店」を作ろうとしているのだ。これも時代の変化、顧客ニーズの多様化への対応策といえるだろう。

2016年から現職の江崎社長は、同社初の生え抜き社長だ。その江崎社長は経営のテーマとして「レボリューション」を掲げる。「これまで培ってきたブランド力、顧客からの信頼を守ると同時に、固定観念にとらわれず自由な発想で事業を変革していきたい」と江崎社長の思いは熱い。「仏壇革命」への道を、はせがわは走り始めた。

三上 直行 東洋経済 記者

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

みかみ なおゆき / Naoyuki Mikami

1989年東洋経済新報社入社。これまで電機などを担当。現在は、冠婚葬祭業界を担当。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事