「従来なら買い物するとき、オンラインか、オフラインかという違いが意識されていたが、今の消費者は違う。家でも外出先でも、みんなモバイル端末を持ち、いつでもネットにつながっている。事業者側でもそこに注目することで、単なる支払い機能にとどまらない、新しい価値を生めるのではないか」(ゴティエ副社長)
支払いにとどまらない価値とは、具体的にどのようなものか。好例は、アメリカンレストラン&バー「T.G.Iフライデーズ」のケースだ。米国内の一部店舗で実店舗向けアマゾンペイサービスを導入しているが、特徴的なのは、店に着く前に利用できる「事前オーダー機能」がある点だ。
待ち時間短縮が最大の利点
使い方はシンプルだ。ユーザーがアマゾンのショッピングアプリを開くと、位置情報を感知し、周辺に対象店舗がある場合にT.G.Iフライデーズのボタンが表示される。これをタップし、メニューを閲覧、選択していくだけで、スマートフォン上で注文や決済を行うことができるのだ。
一度アマゾンアプリから頼んだメニューは履歴として保存され、次の利用時には一括で注文することも可能。あとは指定した店に出向けば商品を受け取れる。決済はECと同様、アプリ上で処理されているため、現地での支払いは発生しない。
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