ギャンブルと借金はセットです。借金があるギャンブラーは、うそをつくことでしかカネを工面できませんので、泣き落としや居直り・逆切れ・脅しもセットです。これが常習犯なら、本人がまっとうに生き直す意思がないサインとみなすべきで、同時に、人間性が壊れているとみなすべき人たちなのです。このような夫にまだ未練を残す妻は、壊れた人の同伴者として、報われないみじめな苦労を自ら選択したことになるのです。
夫婦間には子どもの存在をはじめ、さまざまな事情があります。それまでに積み上げてきた情愛や絆・しがらみなどもあり、別れるのは結婚以上に難しいといわれます。しかし夫婦になった以上、事情のない人など、誰もいません。そこを越えるか越えないか。あなたは今、過去に引きずられてつまらない人生の道づれとなるか、せめて母子だけでも、(別の苦労はあろうとも)まっとうに生きる道を歩むかの分岐点に立っています。
「人生、何をしてもうまくいかなかった」という人がいますが、よくよく聞いてみるとその人たちは、人生の分岐点でことごとく負の方向に、不幸になるほうに選択してきた人である場合がよくあります。
人生のリセットへの勇気ある行動あるのみ
私の知人の達吉さん(仮名)に引っかかった女性たちが、よい例です。彼は眉目秀麗で女性を有頂天にさせる言葉遣いが天才的で、若い頃からともかくあらゆるタイプの女性にモテました。その彼が相思相愛だった賢子さんと結婚しました。しかしすぐに賢子さんは達吉さんに三行半を突き付け、離婚しています。
彼はすぐに順子さんと結婚しました。その順子さんから聞いた話ですが、彼は見た目とは違い、中身の空っぽな人間で、外見を異様に気にし、その割には独身時代は趣味だと思わされていた競馬・競輪・ボートに、暇さえあれば通ったそうです。
借金が重なり仕事に手がつかず、生活はボロボロで、うそと泣き落としや脅しもあなたの夫君と同じです。「見栄えや口先上手にだまされず、そのうち生活破綻者になることを、前妻はさっさと見抜いたに違いない」と、達吉さんの前妻と、10年間、別れる決心がつかなかった自分との運命の差の大きさを嘆いていました。
「焼くまで治らない」この種の苦労に耐えるのは、今の時代、美徳でもなんでもなく、苦労も自業自得です。人生のリセットへの勇気ある行動あるのみです。
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