太陽光のゴウダに大型書店がある深い理由 400坪の広さに蔵書数20万冊!

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メーカーの本社ビルというよりも…?(写真:ゴウダ)

JR茨木駅でタクシーに乗って「ゴウダに行ってください」と言うと、皆さん、よくご存じです。着いた先は、メーカーの本社ビルというより、カルチャーセンターのたたずまい。地域では「ゴウダC&Eビル」の名で親しまれています。

「地域の皆様に支えられてわれわれがあります。本社ビルを建てるにあたり、皆様にどんな施設が欲しいか、とアンケートを募りました」

北摂最大級の大型書店も運営

大きい本屋が欲しい、クリニックがあればありがたい、多目的ホールは備えられないか。地域への恩返しと、できるだけ要望に応えられるような建物を造りました。C&Eは、カルチャー&エンターテインメントの略。北摂・茨木から文化を発信する一大拠点を、2007年3月にグランドオープンさせました。

1~2階の本屋は400坪の広さに蔵書数20万冊。文具、雑貨、CD、DVDレンタルも備えた北摂最大級の大型書店です。3階にはクリニックが入り、また150名収容の多目的ホールもあります。映画、ジャズコンサート等、随時イベントが開催され、市民の憩いの場となっています。

ちなみに本屋では、パッケージ部門の社員が勉強して売り場に立っています。社員の方も、まさかパッケージを売らずに本を売るとは、と戸惑ったと思いますが、今ではお客様の問い合わせや、子ども向け定例イベント(毎月第3日曜日に絵本、童話などを読み聞かせる活動)の準備に充実した日々を送っています。

合田社長は、長年の印刷紙器・段ボール業界および住宅建材業界への貢献により、黄綬褒章を受賞(写真:ゴウダ)

合田社長は、長年の印刷紙器・段ボール業界および住宅建材業界への貢献により、2010年に黄綬褒章を受賞されました。また地元からの期待も大きく、4年前から茨木商工会議所会頭も務めています。事業をやって儲ける、だけではなく、業界や地域のために動くと結果としてビジネスも育つ。まさに有言実行です。

いつ会っても明るい合田社長。その明るさが、平均年齢30歳の若い会社を未来に向けてさらに引っ張っていくことでしょう。

竹原 信夫 日本一明るい経済新聞 編集長

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たけはら のぶお / Nobuo Takehara

有限会社産業情報化新聞社代表取締役(日本一明るい経済新聞編集長)。1971年3月、関西大学社会学部マスコミ学科卒、同年4月にフジサンケイグループの日本工業新聞社に入社。その後、大阪で中小企業担当、浜松支局記者などを経て、大阪で繊維、鉄鋼、化学、財界、金融などを担当。1990年4月大阪経済部次長(デスク)、1997年2月から2000年10月末まで大阪経済部長。2001年1月に独立、産業情報化新聞社代表に。年間約500人の中小企業経営者に取材、月刊紙・日本一明るい経済新聞を発行している。
 

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