米債務上限引き上げ、失敗なら影響甚大

米ムーディーズが「警告」

9月24日、格付け会社ムーディーズは、米債務上限が期限までに引き上げられない場合、政府機関閉鎖よりも金融市場に大きな影響が及ぶと述べた。写真はワシントンで2013年9月9日撮影(2013年 ロイター/Kevin Lamarque)

[ニューヨーク 24日 ロイター] - 格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは24日、米国の債務上限引き上げ問題について、期限までに引き上げられない場合、政府機関閉鎖よりも金融市場に大きな影響が及ぶとの見方を示した。

ムーディーズはリポートで、米国は政府機関の窓口閉鎖の事態を回避し、法定上限を引き上げると予想していると指摘。だが債務上限の引き上げに失敗すれば、「理論的には、債務返済を含め、政府の歳出すべてに影響が及ぶ」とした。

ただムーディーズで米ソブリン格付けを担当する首席アナリスト、スティーブン・へス氏は「こうした短期的な出来事の結果として(格下げは)予想していない」と指摘。上限引き上げ問題や政府機関閉鎖が米国の格付けに影響を及ぼす公算は小さいとの見方を示した。

「格付けは短期的な出来事ではなく、債務のより長期的な見通しに基づいて行われる」とした。

また米国債は国際金融市場のベンチマークであり、「デフォルト(債務不履行)すれば世界的な金融問題を引き起こす」と指摘。債務引き上げ問題が行き詰った場合でも、米国は利払いを継続するとの見方を示した。

ムーディーズは米国の格付けを「Aaa」、格付け見通しを「安定的」としている。

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