今日で世界が終わるなら、何が「できる」か

「世界の終わり」が確定したら、市場がまず死を迎える

世界の「最終日」に実行できるプランは?

著者:安田洋祐(経済学者、政策研究大学院大学助教授) 撮影:尾形文繁

「もしも今日で世界が終わってしまうとしたら、何をしたいですか?」

突然こう尋ねられたら、どう答えるだろう。

「今日がその日だと思って、毎日を大切に生きましょう!」

なんて説教を垂れる気はないので、馬鹿げた質問と呆れる前に、ちょっとだけマジメに考えてほしい。

大好きな人と一緒に過ごす、最後の晩餐を堪能する、豪遊しまくる、思いっきり悪いことをする等々、いろいろな答えがありそうだ。

もう一つ質問をさせてほしい。

「その答えは、実現できるでしょうか?」

いざ世界が終わるとわかったときに、本当に実行できるプランかどうかを考えてほしいのだ。なぜこんなことをわざわざ確認するのかというと、おそらく皆さんの答えの大半が、実際には実現不可能だからである。いったいどういうことなのか、明らかにしていこう。

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非正規労働者が年末年始の待遇や病気休暇などについて正社員との格差是正を訴え、最高裁は格差は不合理で違法とする判決を出しました。一方で賞与や退職金についての格差是正はほぼ全面的に退ける判決も。非正規労働者の待遇は改善するのでしょうか。

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