信頼されない人は「口の堅さ」がわかってない

ネットでもリアルでも「一拍おく」が肝要だ

・友人、知人を紹介される
・クライアントとの会食に誘われる
・意思決定の場に呼ばれる
・新規プロジェクトメンバーに抜擢される
・重要顧客を紹介してもらえる
・プライベートな飲み会に誘われる
・昇進のチャンスを得る
・休日のイベントに声がかかる

こうした「人とのつながり」に関わる大小さまざまな「誘われる」「選ばれる」チャンスを得るための、地味ながらも重要なポイントの1つが、「口の堅さ」です。

それは、情報を「発信する」と同時に「発信しない」ことを意識すること、と言えます。

「無口になれ」ということではありません。一拍おいて、考える。

時と場合、相手や内容をみながら、「言う」「黙る」「伝える」を瞬時に見分ける能力、つまり、「言葉を選ぶ力」と言えます。

お茶席でしない話題

では、誰もがいつでも発言できる自由を得た今、自らの身を守るための「言わないこと」とは何でしょうか? その参考になるのが、お茶席でのマナーです。

住職で裏千家の茶人でもある方のお話をうかがったことがあります。

お茶席とは、もてなす人と招かれた客とが対等な立場で、俗世間と切り離された空間を楽しむもの。だから、“俗っぽい話” は避けるのがマナーなのだそうです。それを表すものとして、次の言葉を教えてくださいました。

「我が仏 隣の宝 婿舅 天下の軍 人の良し悪し」

これは、利休の弟子、山上宗二が茶席で話題にすべきではないことを肖柏夢庵という連歌師の狂歌を引用して教えたものだそうですが、どれもが現代の日常のコミュニケーションにも通用します。

・我が仏

宗教についての話題。宗教や思想、信条など、人の根底にあるものです。自分とは異なる宗教を信じる人の批判や、無宗教の人がうっかり否定的なことを言うと、侮辱したことになってしまいます。いわば、取り扱い注意の話題の筆頭です。

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