10月消費者物価指数は+0.8%、9月から拡大

「iphone8」や、ヤマト運輸の値上げも寄与

 12月1日、総務省が公表した10月の全国消費者物価指数は、指標となる「除く生鮮、コアCPI」が前年比0.8%上昇し、プラス幅は9月の0.7%から拡大した。10月撮影(2017年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 1日 ロイター] - 総務省が1日公表した10月の全国消費者物価指数は、指標となる「除く生鮮、コアCPI」が前年比0.8%上昇し、プラス幅は9月の0.7%から拡大した。ガソリンの上昇幅が拡大するなどエネルギー価格の上昇が大きく寄与したほか、スマートフォン「iphone8」の発売やヤマト運輸の値上げも寄与した。

もっとも、物価のより基調的な動きを反映するとされる「除く生鮮・エネルギー、コアコアCPI」は同0.2%と、9月から横ばいにとどまった。同時に公表した先行指標とされる11月の東京都区部CPIも、電気代やガス代が指数下押しに作用し始めており、今後の動向が注目される。

全国10月はガソリンが前年比9.9%上昇し、プラス幅が9月の7.1%から拡大。灯油も同24.5%と大幅に上昇し、9月の21.1%から上昇率を高めた。電気代やガス代は9月と同程度上昇した。

このほか、安売り規制の影響でビールが6.3%上昇、高額療養費の値上げで診療代が3.5%上昇した。携帯電話機もiphone8発売で上昇した。

一方、携帯電話の通信料は、KDDI<9433.T>の事実上の値下げの影響で前年比2.5%下落した。レタスやキャベツ、ニンジンなど生鮮野菜は、生育回復で前年比25.0%と大幅に下落したため、生鮮食品を加えた総合指数は前年比0.2%と9月の0.7%から大幅にプラス幅が縮小した。

同時に公表した先行指標とされる11月の東京都区部のコアCPIは同0.6%上昇で10月と横ばいだった。11月の都区部コアコアCPIは同0.2%上昇し、10月の0.1%からプラス幅が拡大した。

都区部11月は電気代やガス代は前年比9%弱上昇したが、プラス幅は10月より縮小したため、指数の押し下げに働いた。

 

(竹本能文)

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