宇都宮LRTのシンボルカラーが「黄色」のワケ

ギョーザより有名な「天の恵み」があった!

富山ライトレールは2006年度のグッドデザイン金賞を受賞している(筆者撮影)

LRTの世界では、GK設計は富山ライトレールのデザインにかかわった会社として知られている。あのときにもトータルデザインという言葉が使われ、車両だけでなくインフラも含めた総合的なデザインを実施した。その取り組みは2006年度グッドデザイン金賞をはじめ、多くの表彰を受けており、評価は高い。

ちなみにGK設計は、今年で創業65年を迎える総合デザイン会社、GKデザイングループの一員である。富山ライトレールの際は、GK設計が全体のディレクションとインフラのデザインを行い、グループ内のGKインダストリアルデザインが車両のデザイン、GKデザイン総研広島が広告・広報計画、地元富山のデザイン会社である島津環境グラフィックスがVI(ビジュアル・アイデンティティ)を担当した。

トータルデザインの元祖は広島

1つのグループ内に、専門性の高いさまざまなデザインユニットが集結している。GKデザイングループの企業形態は、トータルデザインを遂行していくうえで適役という印象を受ける。

広島のアストラムラインは「クロームイエロー」をイメージカラーとして駅や車両に使用している(筆者撮影)

しかしGK設計が鉄道分野でトータルデザインを提唱したのは、富山ライトレールが初めてではない。1994年に開業した広島市の新交通システム、広島高速交通のアストラムラインで初めて投入されたものだ。

こちらはGKデザイン総研広島の担当で、イメージカラーをクロームイエロー(やまぶき色)と呼ばれる濃い黄色とし、車両だけでなく駅などにも、16個のドットを正方形に並べたアイコンを各所に用いることで、交通システムとしての一体感を表現している。

こちらも車両やファニチャー(掲示板・ゴミ箱・ベンチ)がグッドデザイン賞を受賞している。2019年度から導入が予定される新型車両もまた、黄色をモチーフにしたモダンなデザインが施されるという発表があった。

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