宇都宮LRTのシンボルカラーが「黄色」のワケ

ギョーザより有名な「天の恵み」があった!

ここにきてLRT計画が前進した理由の1つとして、宇都宮市の態度の変化があると筆者は見ている。

以前の宇都宮市は、市の東部や隣接する芳賀町・高根沢町にある工業団地への通勤輸送手段としてLRTを考えていた。沿線には巨大なショッピングモールやスポーツ施設、学校などがあるにもかかわらず、こうした施設への快適で安全な足であることはあまり言及されなかった。

これでは多くの市民にとって関係ない乗り物と映ってしまう。それが市民のLRTに対する関心の低さにつながり、前回の市長選での僅差という結果を導いたのではないかと思っている。

宇都宮市もこの点に気づいたのか、昨年から市民のためのLRTという姿勢が目立つようになった。なぜLRTが必要なのか、LRTはどうやって利用するのかなど、さまざまな角度から動画で紹介しており、市のウェブサイトにアップしている。地元のテレビ局でもLRTを取り上げることが多くなった。

さらに今年8月29日には、前述したショッピングモールに常設型の情報発信拠点「交通未来都市うつのみやオープンスクエア」がオープンした。LRTに関するパネル展示、モニターでの映像上映や、VRを使ったLRTが走る街並みの疑似体験もできるという。

デザインはどうなる?

紆余曲折はあったにせよ、ようやく着工に向けて動き出した宇都宮LRT。となると今後の興味の1つとして、車両や停留場などのデザインはどうなるか、気になる人が多いのではないだろうか。

宇都宮市のウェブサイトを見ると、デザインについては話が進んでいることがわかる。サイトでは2013年から始まった「芳賀・宇都宮基幹公共交通検討委員会」の内容が記してあるが、そこでは昨年4月の第13回でトータルデザインの取り組みという言葉が登場し、10月の第14回ではLRTデザインの検討状況が紹介してある。

この間にデザインを担当する事業者の選定が行われたのではないか。気になって複数の関係者に話を聞いたところ、昨年5月にトータルデザイン設計業務についてのコンペが行われ、東京にあるデザイン会社GK(ジイケイ)設計が契約候補者として決定していたことがわかった。

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