崎陽軒シウマイ弁当、「タケノコ4倍」の狙い 唐揚げだらけやカリー…革命が起きている

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――こちらのランチバイキングでは崎陽軒の「昔ながらのシウマイ」が食べ放題なんですよね?

大きなせいろうでシウマイがずらりと蒸されている(撮影:坪内政美)

「はい。シウマイ弁当と同じ、横浜工場で作ったものをご提供しています。シウマイは駅弁として、冷めても美味しいものを作っていますが、ここではお店で蒸しあげるので、出来たてが食べられます。オススメは実演ですね。毎週メニューが変わって、料理人がちゃんと目の前で実演で調理して提供してくれるんです」

――先日の「トンデモ!?シウマイ弁当」、並んで買いました。

「ありがとうございます。実は崎陽軒のWebサイトでの企画『シウマイ弁当診断』も参考にしました」

シウマイ弁当診断とは、YES・NO方式で答えていくと最後に自分にぴったりのシウマイ弁当が表示されるという仕組み。シウマイだらけや、アンズだらけのお弁当になることもある。再度見てみると、トップページにはちゃんと「※診断結果は商品開発の参考にさせていただく場合がございます」という表記があった。

「アンズいっぱい」の可能性は?

――えっ!? ただの遊びページかと思っていたら、なんとアンケートになっていたんですね!?

崎陽軒広報・マーケティング部の金田祐輔さん(撮影:坪内政美)

「はい(笑)。アンケートを行ってみて、反響のあったものから、どれを商品化するかというところにも反映させていただいています。とはいえ、前々からお客様の要望で『筍煮をいっぱい食べたい』『唐揚げをもっと食べたい』というお声をいただいていたので、今までのリクエストにやっとお応えできた、という色のほうが強いですね」

――さすがに「アンズいっぱい弁当」はないんですね。

「絶対にない、とは言い切れません。お客様のお声にできるかぎりお応えしたいというのはあるので……」

――なぜこのような企画が実現したんでしょうか?

「今回のトンデモ!?シウマイ弁当の前に出したメガシウマイ弁当などもそうですが、この1年の間に横浜工場に新しくお弁当工場の製造ラインを作ったので、今までより生産ラインが強化されました。作る量もですが、お客様の需要にようやく応えられるようになってきたというのが大きいです」

――私個人としては、飲むときにちょっとつまめるポケットシウマイが好きなのですが、シウマイだけでなく、筍煮も一緒のセットになっているとうれしいなあ、と思います。

「貴重なご意見、ありがとうございます(笑)」

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