崎陽軒シウマイ弁当、「タケノコ4倍」の狙い

唐揚げだらけやカリー…革命が起きている

そういえば東京駅の横濱 崎陽軒(シウマイBAR)ができたのもちょうど1年くらい前である。こちらでは10~15時の間はランチが食べられる。「シウマイ食べ比べ膳」が1番人気のようだが、個人的に気になっていたのがシウマイカリーだ。

シウマイBARで提供される「シウマイカリー」。シウマイは焼いた後、カレーと一緒に煮込んでいる(撮影:坪内政美)

ご飯にシウマイを乗せてカレーをかけたものかと思いきや、なんとシウマイを焼いてから、カレーと一緒に煮込んでいるそう。どおりでシウマイの皮や中まで黄色く、しっかりカレー味もするはずだ。食べる前は味の想像がつかなかったが、煮込みハンバーグのような味わいに近かった。カレー自体もスパイシーで、私好みだ。

夜だけでなく、ランチの時間もシウマイ弁当に入っている筍煮やマグロのネギ和えなどを頼むことができる。中でもシウマイ全種盛り合わせは、シウマイ食べ比べ膳より1個多く、季節のシウマイが入った全6種。食べ比べると味の違いがわかる。崎陽軒がここ1年の間に、いろいろなことに挑戦していたことに改めて気づかされた。

信頼のブランドだからできる遊び

そして、メガシウマイ弁当が再び販売されるようだ。

再び販売される「メガシウマイ弁当」。掛け紙もラグビーのウエアに合わせて縞模様となっている(崎陽軒提供)

今回は「ラグビー日本代表vsラグビーオーストラリア代表戦コラボ メガシウマイ弁当」と銘打って、11月4日に神奈川の日産スタジアムで行われる試合とコラボしたものらしい。掛け紙もその仕様になっている。販売期間は10月27日~11月4日で、価格は1250円(税込)とのこと。今回こそ買い逃さないようにしなくては。

実はトンデモ!?シウマイ弁当の2種類の弁当は、シウマイ弁当を5個買って中身を入れ替えれば、まったく同じものが1種類ずつ作れる、ということに気づいてはいた。

しかし、そういう問題ではないのである。その心意気に共感し、そのものを買って、食べることに意義があるのだ。だからこそ、大勢の人が並ぶのだ。

これらはシウマイ弁当としてのブランドが確立しているからこそなせる技。会社を挙げての遊び心だと思う。パロディは元ネタがしっかりとしていなければ、作ることはできない。それだけ崎陽軒のシウマイ弁当が多くの人に認識され、愛されているのだといえるだろう。

次は何をしてくれるのか。崎陽軒から目が離せない。

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