トランプ政権を悩ませる側近たちの「素行」

今度はモラー特別捜査官が詰め寄っている

ロバート・モラー氏は、民主党、共和党の両政権でFBI長官を務め、党派を超えた尊敬を集めている人物だ(写真:Joshua Roberts/ロイター)

米大統領選挙時のトランプ陣営とロシアの癒着をめぐる疑惑で9月中旬、捜査を指揮するモラー特別検察官がある記録の提出を求め、ホワイトハウスが凍り付いた。司法妨害容疑に基づくドナルド・トランプ米大統領の立件につながってもおかしくない記録だったのだ。

トランプ氏は米国連邦捜査局(FBI)長官だったコミー氏に、フリン前大統領補佐官(国家安全保障担当)に対する捜査の手を緩めるよう求めていた。

刑事訴追の可能性が生じているのは

その後、トランプ氏はコミー氏を解任するが、ニクソン元大統領がウォーターゲート事件で学んだように、大統領が検察官をクビにするのは賢いやり方ではない。コミー氏を解任したことで、トランプ氏はモラー氏と対峙することになった。民主党、共和党の両政権でFBI長官を務め、党派を超えた尊敬を集めている人物だ。

モラー氏の捜査によって刑事訴追の可能性が生じたのは、トランプ氏だけではない。元選挙対策本部長のポール・マナフォート氏、娘婿のジャレッド・クシュナー氏も視界に入っている。

次ページくすぶるロシア疑惑
政治・経済の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • ボクらは「貧困強制社会」を生きている
  • 就職四季報プラスワン
  • 賃金・生涯給料ランキング
  • 夢を諦めない「脱会社員の選択」
トレンドライブラリーAD
人気の動画
ウーバーイーツ配達員の過酷
ウーバーイーツ配達員の過酷
イオン「フジ実質買収」で岡田会長が語った未来図
イオン「フジ実質買収」で岡田会長が語った未来図
採用担当者が嘆く「印象の悪い就活生」の共通点
採用担当者が嘆く「印象の悪い就活生」の共通点
ヤマト独走に待った!佐川・日本郵便連合の勝算
ヤマト独走に待った!佐川・日本郵便連合の勝算
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
統合から20年どこでつまずい<br>たのか みずほ 解けない呪縛

みずほ銀行が相次ぐシステム障害で窮地に陥っています。その根底には、3行統合から今に至るまで解決できていない呪縛と宿痾が。本特集ではみずほが抱える問題点をガバナンス面や営業面などから総ざらい。みずほは立ち直ることができるのでしょうか。

東洋経済education×ICT