海外旅行で得する外貨支払い「3つの裏技」

クレジットカード払いがベストとは限らない

2つ目は、デビットカードです。最近では、外貨預金の残高から直接支払いに充てられるデビットカードが登場しています。円高のときに外貨預金をしておくことで、旅行時のレートをまったく気にせず、現地でのショッピングを楽しめる可能性もあります。

デビットカード払いに対応しているのはソニー銀行(米ドルなど全10外国通貨)、住信SBIネット銀行(米ドルのみ)などです。この2社では、外貨預金をする際に米ドルだと、それぞれ1ドル当たり15銭、4銭の手数料がかかりますが、たとえば1ドル=115円のときに旅行に出掛ける際、1ドル=110円台のときに外貨預金していた分でお買い物ができれば、やはりお得といえるでしょう。残高から支払う際の手数料は、ソニー銀行の場合、無料です。

さらに3つ目として、外貨預金から事前にチャージして決済に利用するプリペイドカードもあります。チャージに手数料はかかりますが、大和ネクスト銀行(米ドルなど全5外国通貨)、新生銀行(米ドルなど全4外国通貨)などが扱っています。また、外貨預金ではありませんが、マネーパートナーズが運営する「マネパカード」も、入金時のレートでお買い物ができるプリペイドカードですので覚えておくとよいでしょう(米ドルなど全5外国通貨に対応)。

現地ATMでカード引き出しのほうがお得な場合も

さて、次に外貨の調達について見ていきましょう。VISAやMASTERなどのクレジットカードでは、旅行先の現地ATM(現金自動出入機)での引き出しもできます。”ATMで現地通貨を引き出し”と表現されますが、実は、機能としてはクレジットカードのキャッシングを利用しています。

年率だと18%などの高い利率といえるキャッシング機能ですが、旅行から帰ってすぐ返済すると、日割り計算された利息となるため、クレジットカードの1.6%などを上乗せする手数料よりも割安になることもあります。たとえば、年率18%でも365日で割ると1日当たり0.049%。10日間の旅行でも0.49%程度と考えると、確かに割安になるケースもありそうですね。現地ATMによっては、別途ATM利用手数料がかかるケースもあります。

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