日本人が知らない「米国株投資」本当の儲け方 個別株やETFなど日本にいながら売買できる

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ベスト5は、①アップル、②マイクロソフト、③アマゾン・ドット・コム、④アリババ、⑤フェイスブックという順だ(2017年9月15日現在)。

問題は、米国株への投資のタイミングだが、理想は暴落したときに勇気をもって購入することだろう。現在は、世界中が金融緩和政策を実施している状況で、カネ余りの状態。過剰流動性の中で、株価は1930年代の大恐慌時のように一直線に暴落する可能性は少ない。下げ止まる可能性が高いということだ。

米国株が、史上最高値を続けている中でも買われているのは、あり余る世界のマネーが行き場に困って米国に向かっている、という考え方がある。ある程度、下落したときに長期投資の目的で投資するのもいい方法だろう。

個別銘柄以外の銘柄に投資するという手も

また、リスクの高い個別銘柄が怖いという人は、米国市場に上場されているETFやADRといった個別銘柄以外の銘柄に投資するのもひとつの方法だ。米国市場に上場されているETFなどについては省略するが、世界をリードするヘルスケアや通信テクノロジー関連の業界に投資するETFなどに投資するのもひとつの方法だ。

ちなみに、東京証券取引所でもニューヨーク市場が下落すると株価が上がるインバース型のETFが存在する。米国の個別銘柄を買ったうえで、リスク回避のためにこうしたETFを日本で買っておく方法もある。具体的には――

●NEXT NOTES NY ダウ・ベア・ドルヘッジETN(コード:2041)

トランプ大統領の誕生で、ざわついている米国だが、企業の業績は好調で、数多くの米国の多国籍企業が世界を席巻しつつある。投資先に困っている個人投資家が多いと思うが、米国株が下落したら資産のほんの一部を米国株に投資してみるのもいい。

米国株に投資しておけば、いやでも通貨を米ドルに分散できる。何かあれば円高になる日本円を「安全資産の円買い」とメディアが言い続けているが、大きな誤りだ。本当に危ないときは「急激な円安」になる。遠い将来を考えたときに、米国株投資はさまざまな意味でリスク回避のツールとして使えるはずだ。

岩崎 博充 経済ジャーナリスト

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いわさき ひろみつ / Hiromitsu Iwasaki

雑誌編集者等を経て1982年に独立し、経済、金融などのジャンルに特化したフリーのライター集団「ライトルーム」を設立。雑誌、新聞、単行本などで執筆活動を行うほか、テレビ、ラジオ等のコメンテーターとしても活動している。『老後破綻 改訂版』(廣済堂出版)、『日本人が知らなかったリスクマネー入門』(翔泳社)、『「老後」プアから身をかわす 50歳でも間に合う女の老後サバイバルマネープラン! 』(主婦の友インフォス情報社)など著書多数。
 

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