住みたい駅は「超意外」、JR東の駅ランキング 「一生に一度は訪れたい駅」にはあの秘境駅も

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善光寺平を見下ろす絶景が人気の姨捨駅(写真:Shiryu / PIXTA)

姨捨駅は、筑摩山地を越えて長野と松本(正確には篠ノ井―塩尻)を結ぶ篠ノ井線の駅。眼下には武田信玄VS上杉謙信の川中島合戦の舞台にもなった善光寺平を望むことができる。棚田に映る“田毎の月”は国指定の名勝にも指定されており、姨捨駅は昼夜問わず楽しめる絶景ステーションだ。

5月に運転を開始した豪華クルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島」も、1泊2日コースの初日夜に訪れる。四季島の利用者は、専用の夜景ラウンジでのんびりくつろげるとか。この専用ラウンジ、普通列車で訪れた人はもちろん立ち入れず、善光寺平の絶景とともに何とも言えない世間の厳しさを感じさせてくれる。

「訪れたい駅」はマニアック!

次いで「一生に一度は訪れたい駅」。ほかのランキングと比べれば、マニアックな結果となったのがこちらだ。

■一生に一度は訪れたい駅
1 土合(群馬県)     47
2 東京(東京都)     23
3 三厩(青森県)     20
4 行川アイランド(千葉県)16
4 姨捨(長野県)     16

 

1位の土合(どあい)駅は下りホームまで462段もの階段を降りなければならない“日本一のモグラ駅”として有名だ。が、その下りホームに到着する列車は1日わずか5本だけ。そのため、訪問者の多くは列車ではなく車でやってくるという説も根強い。薄暗いホームへの階段を降りていく時の心境やいかに。

「秘境駅」として知られる行川アイランド駅(写真:tarousite / PIXTA)

2位の東京駅は言わずと知れた日本の代表駅だし、3位三厩(みんまや)駅は本州最北端の駅、4位の姨捨駅は「景色が奇麗な駅」でも1位に輝いたように超のつく絶景駅。と、1位の土合駅を含めて“行きたい理由”がよくわかるのだが、異彩を放つのが4位の行川(なめがわ)アイランド駅だ。

こちら、千葉県勝浦市にある外房線の駅で、もともと遊園地・行川アイランドのアクセス駅として開業した。が、2001年に行川アイランドが閉園したことで秘境駅化。閉園後の行川アイランドは廃墟マニアに人気があるとかで、「訪れたい」のはそれに関連しているのか、それとも実態にそぐわぬ楽しげな駅名ゆえなのか。いずれにしても、名前だけで楽しい駅だと思って行ったら後悔するので注意してくださいませ。

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