「ドクターイエロー」引退の日が迫っている?

早ければ「来年の夏」にも可能性が

「見ると幸せになる」ともいわれるドクターイエローはイベントでも人気者だ(撮影:尾形文繁)

新幹線電気軌道総合試験車923形。堅苦しい正式名称からは何のことかわからないが、「黄色い新幹線」と言えば、誰もがピンとくるだろう。「新幹線のお医者さん」こと「ドクターイエロー」である。

新幹線700系をベースに開発され、2001年に登場。最高時速270kmで走行しながら、さまざまなセンサーを使って電気設備や軌道設備の状態を計測。得られたデータはその日のうちに保線所に送信され、保線作業に活用される。

運行周期はおよそ10日に1回。運行ダイヤが明かされないことから、走る姿を目撃するのが難しく、いまや「見ると幸せになれる」とまでいわれる存在に。運よく駅に停車していると、ホームにいる誰もがスマホや携帯で写真をパチパチと撮り始める人気ぶりだ。

「引退の日」は近づいている?

そのドクターイエローが近いうちに引退するかもしれない。

ドクターイエローを保有・運行するJR東海はこの件について、いっさい口をつぐむ。しかし、東海道新幹線を紹介する同社パンフレットの最新版には、ドクターイエローを「21世紀初頭の長きにわたり使用する車両」と説明している。“初頭”が何年までを指すかはっきりした定義はないが、少なくとも何十年も使い続けるつもりがないことは読み取れる。

では、ドクターイエローの引退の日はいつやってくるのだろうか。

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