有料会員登録 東洋経済オンラインとは
政治・経済・投資

証券マンが消えた「兜町」は生まれ変われるか 証券取引所の大家さんがついに再開発を始動

5分で読める 有料会員限定
2/3 PAGES

ビルの高層階はオフィスフロアとなり、低層階に個人投資家や企業が交流できるスペースが整備される予定だ。具体的には、3階に金融リテラシーなどを学べるような情報源を集約したライブラリーとラウンジを設置。4階には、これまで地区全体で会議室の数が不足していたことも踏まえ、500人規模のホールや、セミナールームなども用意する。株主総会やIR説明会、金融関連のセミナーを兜町で実施しやすくする狙いだ。

永代通りに面した兜町。大通りを一歩入ると人通りは少ない(記者撮影)

兜町は東証のおひざ元として古くから数多くの証券会社が本店を置くなど、金融の中心地として栄えてきた。永代通りを500メートルほど歩けば日本橋駅、さらにおよそ500メートル進むと東京駅に着き、再開発ラッシュが続くエリアにも程近い。

兜町が面する永代通りでは多くのビジネスマンが行き交うものの、大通りを一歩入れば人影が少なく、日本橋や東京駅周辺と比べると、都心でありながらやや寂れた印象が拭えない。

株の売買処理の自動化が転機に

かつての取引所では、立会場に各証券会社から派遣された「場立ち」が集い、身振り手振りで株の売買処理を行っていた。それが東証では1999年にコンピュータによる売買処理へ移行。日々東証で取引をしていた2000人もの「場立ち」はいなくなり、周辺で営業する飲食店などでは客が急減する事態に。さらに手数料が安いネット証券の普及に押され、兜町に事務所を構える中小証券会社の廃業も相次いだ。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

政治・経済・投資

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数