SUBARU、4-6月期の営業利益は17.5%増 米国中心に販売好調、通期予想は据え置き

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 8月3日、SUBARU(スバル)が発表した2017年4―6月期連結決算では、営業利益が前年同期比17.5%増の1193億円だった。写真は同社のロゴ。ニューヨークで4月撮影(2017年 ロイター/Andrew Kelly)

[東京 3日 ロイター] - SUBARU(スバル)<7270.T>が3日発表した2017年4―6月期連結決算では、営業利益が前年同期比17.5%増の1193億円となった。研究開発費や米国市場での販売費は増えたが、米国を中心とした販売好調が寄与した。18年3月期通期の連結業績予想は従来のまま据え置いた。

4―6月期の営業利益はトムソン・ロイターが集計したアナリスト21人の予測平均値1148億円を上回った。

岡田稔明専務執行役員は会見で、4―6月期の収益は「ほぼ想定通り」とした上で、中国など苦戦している地域は一部あるものの、主力の米国では「今後も堅調な販売が続く」との見方を示した。

ただし、7月以降については「インセンティブ(販売奨励金)はそれほど増えるとは思っていないが、金利上昇に伴い今よりは少しコストがかかってくると思う」とも説明。研究開発費も下期にかけて増える傾向にあるため、北米販売は好調ながら通期予想は維持したという。

4―6月期の世界販売台数は同10.6%増の27万1000台だった。このうち、国内は29.8%伸び4万台。軽自動車が前年を上回り、登録車も新型「インプレッサ」などが順調だった。

米国は同12.2%増の17万4000台だった。岡田専務はスバル車が好調な理由について、1)米国向けの商品づくりに変えてきた、2)販売店の力が強くなってきた、3)車そのものの性能から「スバル車によって生活が豊かになる」というようにアピールする内容を変えてきたマーケティングの効果ーーの3点を挙げた。

今期の営業利益予想は前期比0.2%減の4100億円。アナリスト21人の予測平均値は4438億円となっている。通期の世界販売計画も従来予想の110万5500台を維持した。

(白木真紀)

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