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映画製作者が語る、香港の未来に募る危機感 中国本土で上映禁止になった香港映画「十年」

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――香港アカデミー賞(香港電影金像奨)を受賞した。

:香港映画界は中国本土の影響もあってテーマに制約があり、創作の自由が狭められている。それでも受賞できたのは、香港映画界の人々が創作の自由を守ることを支持した結果だと思う。本作が受賞したことで、本来、映画は自由に作るべきものだということに気づいたのではないか。

:映画に多くの人が共鳴してくれた。上映後に銅鑼湾書店で連れ去り事件が発生し、この映画が未来を予見していたと評判にもなった。映画の中の話の出来事が現実に起きたので、『十年』というタイトルを『今年』にしたほうがよいという感想もあった。

――本作は香港映画では扱いづらいテーマだと思う。撮影に当たって難しいと感じた部分はどこか。

第4話「焼身自殺者」では雨傘運動後のストーリーが展開される(C)Photographed by Andy Wong, provided by Ten Years Studio Limited

:資金集めも厳しかったが、それ以上に明日のことすらわからないのに、10年後を想像することが非常に難しかった。きちんとしたロジックをもって10年後を考えなければならなかった。

:第4話「焼身自殺者」の監督は題材が非常にナーバスなことに苦戦していた。仲のよい俳優が出演を快諾してくれたのに、脚本を読んで態度が一変したと話していた。この作品に出演したら中国(本土)に入れなくなり、今後の仕事に悪影響が出ると。でもその俳優は出演を断った後、監督に共産党の悪口を長い時間にわたって話し続けたようだ。

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