3位は、ジーンズ中心のカジュアル専門チェーンのジーンズメイトで、30代女性従業員占有率62.5%。16人中10人が30代だ。
4位は、半導体・電子部品商社上位の佐鳥電機で、61.7%。30代は66人で、さらに40代も30人と多い。妊娠・育児・介護目的の短時間勤務制度など、家庭と仕事の両立支援に積極的である。
以下、5位菱洋エレクトロ59.8%(30代49人)、6位ディー・エヌ・エー59.6%(124人)、7位モバイルファクトリー58.3%(14人)、8位アルファシステムズ57.4%(139人)、9位日本紙パルプ商事57.0%(151人)、10位パスポート56.4%(92人)と続く。
50%以上は、28位までで、エイジア(12人)やケミプロ化成(12人)などがランクイン。99位は、セブン銀行とトランスコスモス、セコムの3社で、42.1%だった。
30代人数の最多はソフトバンクグループ
30代の女性人数が最も多いのは、72位のソフトバンクグループで2053人(43.7%)だ。他に80位LIXILグループ1673人(43.4%)、99位トランスコスモス1575人(42.1%)、77位積水ハウス1169人(43.5%)は1000人を超える。ソフトバンクグループは40代も1004人、LIXILグループも1378人と、30代だけでなく40代女性も活躍している。
さて、30代は仕事で最も成長する時期、と言われる。20代とは違い、徐々に責任は重くなり、やりがいある仕事も増えてくる。この大きくステップアップする大切なときに退職する女性が多い、いわゆる「M字カーブ」が日本社会の課題とされてきた。
そのような中で、すでに30代女性が多い会社は今後、経験豊富な中堅女性社員層の厚みが増し、今は普通でも将来、女性活躍先進企業への進化が期待できる。就職先を選ぶ女子学生にとっても、多くの同性の先輩が存在すれば、入社後にロールモデルとして目標もつくりやすい。
今回のランキング上位企業には、そうした候補企業が多数ある。さらに、『CSR企業総覧(雇用・人材活用編)』で調べていくことで、より自分にあった会社が見つかるはずだ。
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