立川談志は怒りの感情をこう「いなし」ていた

落語流アンガーマネジメントのすすめ

相手の怒りに合わせて「怒り」で対応してはいけない(写真:siro46 / PIXTA)

毎度、立川談慶です。

ここでいきなり自己紹介をさせていただきます。先日、とある講演会の打ち上げでのことでした。私の経歴(慶應卒→ワコール経由で立川談志門下に入門)を知った方が、さっそく誤解して、「要領よくここまで歩んで来た人ですね」と仰いました。

しかし実態はまったく違います。慶應といっても内部進学者ではなく地方の一般家庭の出でありますし、ワコールが扱っているのは確かに「女性下着」というロマンあふれる商品ですが、私がしていたのはサポート業務。

当時、私がいたのは体育会系の泥臭い職場で、「値札20万枚持って来い」などという強烈な上司に鍛えられる日々でした。その後、一念発起して落語家に転じてみると、今度は立川談志のとんでもないむちゃ振りが待っていました。

振り返ってみると、怒られ、むちゃ振りをされるという「鍛錬」が自分を変えてくれました。「なるべく怒られないように」振る舞うような生き方もいいかもしれませんが、私のように「怒られ慣れ」して耐性を身に付けて、ぶつかりながらつまづきながら歩いてゆくのもアリではないかと思います。

コツは「俯瞰のポジション」を取ること

一億総批評家時代であります。「ふざけるのが仕事」のはずの芸人に向かって「ふざけるな」と各種SNSなどで突っ込んでくる人が当たり前な世の中になりました。

われわれ芸人のみではありません。一般社会でも、むちゃ振り上司やら、理不尽なお客さんからの「ツッコミ」に心を痛めている方が増えているのではないでしょうか?

一見何も起こらなそうな学校にも、近年「モンスターペアレンツ」が増加していて、先生方は大変だとも聞きました。

ここで相手の怒りに合わせて「怒り」で対応するのはマイナスです。やはり「上手な切り返し力」を磨きたいもの。

ここに切り返しにおいても天才だったわが師匠、立川談志の一例を挙げてみます。

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どん底の2000年代を経て鮮やかなV字回復を果たしたプロレス界の雄。キャラクターの異なるスター選手を複数抱え、観客の4割は女性だ。外国人経営者の下、動画配信や海外興行など攻めの姿勢を見せる。株式上場も視野に入ってきた。