安倍首相、消費増税を見送るなら今でしょ! 山崎 元が読む、ちょっと先のマーケット

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札幌記念は、熟女の追い込みに賭ける

さて、18日の札幌記念(今年は札幌競馬場が改修のため、函館競馬場で開催)は、有力馬がそろう夏シリーズでは最大の盛り上がりを見せるGⅡ。だが、馬の調子と目標の見極めが難しい。

定量戦でもあり、本来なら、GⅠ馬であるロゴタイプ、トーセンジョーダンを重視しなければならないが、両馬ともに、目標はもっと先(秋の天皇賞あたり)で、今回は実戦経験を兼ねた調教程度の位置づけではないか。

本命には、函館記念をひと叩きしたレインボーダリアを採る。

実績のある有力どころではトウケイヘイローは今回も本気だと思われるが、トーセンジョーダン、ネコパンチなど先攻勢が揃っていて、前走ほど楽な展開は見込めない。直線の短い函館だが、今回は追い込みがきく展開になるのではないだろうか。ならば、レインボーダリアがまとめて面倒を見てくれないか。近走の着順は冴えないが、大きく負けている訳ではない。父ブライアンズタイム、母父ノーザンテーストのやや古くなりつつある彼女の血統は小回りの洋芝に合うと思う。「サンデー・フリー」の貴重な血に、もう一つ実績を追加して欲しい。

相手には岩田騎手が選んだアスカクリチャン。単穴に目下好調のトウケイヘイロー、以下、抑えに、ルルーシュ、ホエールキャプチャ、ロゴタイプまで手を拡げる。三連単のフォーメーションで狙ってみたい。

実は、前回、本命馬と対抗馬を中心に予想を書いた七夕賞で、筆者は、31万円(約3100倍)もついた三連単の馬券が当たった(100円だけだが)。少額投資で楽しめる三連単の馬券の買い方をあれこれ考えてみたいと思っている。

山崎 元 経済評論家

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やまざき はじめ / Hajime Yamazaki

1958年札幌市生まれ。東京大学経済学部卒業。経済評論家、楽天証券経済研究所客員研究員、株式会社マイベンチマーク代表(投資と投資教育のコンサルティング会社)と複数の肩書を持つ。三菱商事、野村投資信託、住友信託銀行、メリルリンチ証券など計12回の転職経験を生かし、お金の運用、経済一般、転職と自己啓発などの分野で活動中。著書に『超簡単 お金の運用術』(朝日新聞出版)『「投資バカ」につける薬』(講談社)『お金がふえるシンプルな考え方』(ダイヤモンド社)など著書多数。馬券戦略は馬連が基本。【2024年1月5日編集部追記】2024年1月1日、山崎元さんは逝去されました。心から哀悼の意を捧げ、ご冥福をお祈りします。

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