地方の温泉に行ったときには、こんなことがありました。田舎なので電車の本数が少ないからでしょうが、温泉の待合室で「30分後に電車が来ます」というアナウンスがあってビックリしました。日本人は本当に気が利きますよね。
また、ギリシャの電車は停車位置が決まっていません。なので、日本のように列を作って待つこともありません。電車を待っている人は、適当なところに立って電車を待って、電車が止まってからドア付近に集まります。
電車にひかれかけたかわいそうな叔母
ギリシャの駅のホームにも電光掲示板はありますが、待ち時間が10分と表示されていたところ、急に3分に変わることもしょっちゅうあります。電車が遅れれば「またかぁ」と少し腹が立ちますが、怒っても仕方ないことなのですぐにあきらめます。逆に待ち時間が短くなればラッキー! 日本では電車が遅れることはあっても、早まることはほぼないですよね。
余談ですが、私の叔母が、以前電車にひかれそうになったことがあります。ギリシャにも日本と同じように、踏み切りがありますが、日本と違って遮断機が手動のところもあります。通常、遮断機の横に係員がいて、電車が来るたびに上げたり下げたりします。
ある日、私の叔母が踏み切りを渡っていると、ファーッという音が聞こえました。何事かと思って周囲を見てみると、なんと電車が近づいてきています! 慌てて踏み切りから脱出しようとすると、これまたなんと遮断機が下りてくる。急いで脱出し、九死に一生を得ましたが、なぜこのようなことが起こったのでしょうか。
それは、係員がぼーっとしていて、遮断機を下ろすのを忘れてしまったからです。そして、電車のクラクションを聞いてビックリし、踏み切り内を確認せずに遮断機を下ろそうとしてしまったのです。
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