その値段は妥当?「高額ジム」運営のからくり 見極めたいメリットとデメリット

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女性専用パーソナルトレーニングジムとしては全国に50店舗以上を展開している「シェイプス」がリードしているものの、いま出店を加速するジムも多い。BLENDA GYMの場合は今年中に都内で6つのスタジオを構える予定。さらに横浜、大宮、名古屋、静岡、高崎でも開店準備を進めるなど急ピッチだ。

基本的にトレーナーは1店舗にひとり。特定のメソッドを実施するのではなく、トレーナー個々の強みを生かした独自のメソッドを、クライアントの要望に合わせていく方針だという。

トレーナーで「稼ぐ」のは難しい

こうした中、アスリートやタレントらを指導するトレーナーは、メディアに取り上げられる機会も多く、華やかな職業に見えるかもしれない。玉置さんによると、トレーナーを養成する専門学校は増えていて、トレーナーの人口も増加しているという。

しかし、トレーナーの収入は恵まれているとはいえない。待遇が悪く、入れ替わりの激しい職場もあるようだ。大手パーソナルトレーニングジムでキャリアを積んだ玉置さんが独立した理由には、「トレーナーの社会的地位を上げたい」という思いもある。

トレーナーの業務形態は、大きく2つに分類される。ひとつはフィットネスクラブやパーソナルトレーニングジムなどでアルバイト・正社員として勤務するかたち。もうひとつは、フリーランスとして活動するかたちだ(個人でジムを構える人もいる)。

ジムに勤務する場合は、基本給にプラスして、パーソナルトレーニングの仕事を受け持つと、インセンティブが支給されることが多いという。フリーランスの場合は、ジムと業務委託契約したり、個々にクライアントと個人契約したりするかたちになる。ジムとの業務委託の場合は、パーソナルトレーニング1本の売り上げに対して、50~60%のセッションフィーをもらうのが一般的という。たとえば、50分6000円のパーソナルトレーニングを受け持つと、3000~3600円が取り分となる。一見、高額ギャラに見えるかもしれないが、顧客の都合に合わせるので、効率よく仕事をこなすのは難しい。

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