「カール」販売やめる東日本での本当の売れ方 明治の看板商品、東西の売り上げは同等だが

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まずはカールの全国における売上高推移を見てみた。100万人がスーパーマーケットに入店したとして、その100万人単位の売上金額を調べたものだ。現在、2017年4月までのデータがまとまっている。そこから過去2年の傾向を調べてみた。

スーパーマーケットにおけるカールの全国における100万人当たり売上金額は、直近1年(2016年5月~2017年4月)が1カ月当たり13万~37万円台。平均すると21万円台だ。その前の1年(2015年5月~2016年4月)を同じように見ると1カ月当たりは17万~33万円台。平均は25万円台で全国的にここ最近で特に目立って落ち込んではいない。

100万人当たりの売上金額を地域ごとに見てみると?

これを全国を7地域(九州、中国・四国、近畿、中部、関東、東北、北海道)に分けて見てみた。直近1年(2016年5月~2017年4月)において同じくスーパーマーケットにおける100万人当たり売上金額を地域別に調べてみると、下記のような結果になった(数字は概算)。

九州:37.8万円
中国・四国:20.4万円
近畿:34.1万円
中部:7.2万円
関東:23.6万円
東北:8.4万円
北海道:8.5万円

 

グラフ化してみるとより顕著にわかるのだが、確かに東日本と西日本でカールの売れ方は地域ごとに結構バラツキがある。これは絶対額ではなく、あくまで100万人当たりに換算した金額だということや、コンビニエンスストアやドラッグストアなどが含まれないことを留意してもらいたい。それを考えても中部、東北、北海道あたりは西日本と比べて金額がかなり小さいということが、「TRUE DATA(R)」からは導き出された。

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