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ヒット商品を開発しようと、皆さん、知恵を絞り努力されています。できれば大ヒットさせたい、と大きな夢を持って商品開発に当たっている経営者さんがほとんどだと思います。
ところが先日取材で会った社長さんはちょっと変わっていました。大阪府門真市にあるアメージングクラフトという会社の芦田慎平社長です。その事務所には、これまで開発してきた商品が所狭しと置かれています。段ボール、靴ベラ、繊維品、マニュキア等々。ちょっと言い方は悪いですが、とりとめなくいろいろなものが並べられている感じです。
「売れる商品」ではなく「微妙な商品」
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「いろんな商品がありますが、得意な分野はどのあたりですか」と、芦田社長に素直に聞いてみました。しばし考えて答えられたのが「うーん、面白そうなものは何でもやりますが、一言で言えば微妙な商品ですかね」とのこと。ターゲットは、売れる商品ではなく、微妙な商品とのことでした。
意外な顔をした筆者に、芦田社長が説明してくれました。「売れそうな商品は大手企業がやります。中小企業はそんなところでは勝負できません。売れるかどうか、微妙なところが狙い目です」。
言われてみればもっともです。そこで、実際に当社が開発した微妙な商品を教えてもらいました。
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