「エクセルの鬼」が実践する5つの高速ワザ

「1%の工夫」で今すぐスピードアップできる

(4)「トレース」でスピーディに計算チェック

エクセル作業におけるいちばんのムダは、計算のやり直しです。いくらスピーディに計算しても、その計算にミスがあれば意味がありません。パワポやワードのちょっとした誤字と違い、エクセルで作った収益計画などの場合、いくら速く作ったとしても、計算が間違っていたらその資料の価値はなくなってしまうからです。

計算チェックは、必ず計算したあと「すぐ」やるようにします。そうしないと、どこまでチェックしたのか必ずわからなくなります。「あとでやればいい」と思っても、まずやらないものです。

いちばん基本的な計算チェックは、[F2]を使うやり方。計算を確認したいセルを選択して[F2]を押すと、色分けされた形で計算式が表示されます。これで、計算式が間違っていないかどうかを確認することができます。

「トレース」を使いこなそう

一方、多くの人が知らないのが「トレース」を使った計算チェック。ビジュアル的に計算チェックができる便利な機能がトレースです。私自身は[F2]より頻繁にトレースを使います。トレースには、「参照元のトレース」と「参照先のトレース」があります。参照元のトレースは、あるセルの計算がどの数字を参照しているかを矢印で示すもの。参照先のトレースは、あるセルの数字がどの計算式に参照されているかを矢印で示すものです。

トレースの最大のメリットは、複数のセルの計算を同時にチェックできること。[F2]ではひとつのセルの計算式しか確認できませんが、トレースでは選択した複数のセルの計算を確認することができます。図のような計算ミスが、一発でチェックできるのです。

計算ミスが一発でわかる(3年目の費用に人件費が入っていない)
次ページ実は半分以上が「コミュニケーション」のムダ
キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 不妊治療のリアル
  • 奨学金借りたら人生こうなった
  • ベテラン車両の肖像
  • 日本野球の今そこにある危機
トレンドライブラリーAD
人気の動画
ANAとJAL、国内線で競り合う復活レースの熾烈
ANAとJAL、国内線で競り合う復活レースの熾烈
富裕層、世代でまったく異なる「お金の使い方」
富裕層、世代でまったく異なる「お金の使い方」
サイゼリヤが「深夜営業廃止」を決断した裏側
サイゼリヤが「深夜営業廃止」を決断した裏側
話題の「30分で絵を描く」秘訣、驚くほど簡単4手順
話題の「30分で絵を描く」秘訣、驚くほど簡単4手順
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
メタバース革命が始まる<br>全解明 暗号資産&NFT

不正流出事件から4年。復活不可能に見えたビットコイン相場は米国主導で活況を取り戻しました。暗号資産を使ったNFTの購入、そしてNFT取引が広がるメタバースにもビジネスの機会が広がっています。日本は暗号資産とどう向き合うのでしょうか。

東洋経済education×ICT