家が「写真だらけ」の子が幸せに近づく理由

子どもはもっと認めてもらいたがっている

写真の活用は、勉強や習い事など以外の場面でも、大きな効果をもたらします。私がイチオシしたいのは、家族の仲をよくするため、愛情を感じてもらうための活用です。

毎日見ることによる作用

たとえば、兄弟姉妹で仲よく写っている写真もオススメです。

お兄ちゃんと弟が肩を組んでにっこり。お姉ちゃんと妹が人形遊びに興じている。お兄ちゃんが妹をあやしている。こういう写真を毎日見ているうちに、「お兄ちゃん、優しいな」「妹はかわいいな」「わたしたち兄弟姉妹は仲がいいな」と思えるようになるでしょう。

ですから、家族の写真もたくさん張ってください。家族みんなで仲よく一緒に写っている写真。おばあちゃんの肩をもみながらにっこり。おじいちゃんのひざに抱かれてにっこり。みんなで食卓を囲む日常の何げないスナップ。旅行先での楽しい思い出の1コマ。入学式の立て看板の前でお父さん・お母さんと一緒にパチリ。

こういう写真を見ているうちに、「わたしは家族みんなに大切にされている。愛されている。わたしもみんなのことが大好きだよ」という気持ちが育ってきます。つまり、親や家族の愛情を実感できるようになるのです。

筆者の経験上、親や家族の愛情を実感できている子は、誰に対しても優しい気持ちで接することができるようになりますし、勉強でも運動でも頑張るエネルギーが湧いてきます。

写真を張る場所は玄関、リビング、ダイニング、トイレ、子ども部屋、廊下などです。プリントアウトするときはできるだけ大きい判型にしましょう。大きい写真のほうがインパクトも大きくなるので効果的です。そして、「これは!」と思うものは特大サイズにしましょう。

こうやっていくと、家の中が写真だらけになるかもしれませんね。何か特別な場面だけでなく、縄跳びを頑張っているとか、きょうだい同士で笑っているなど、日常的な写真も張るわけですから、たまに張り替えるにしても、それなりの数にはなるでしょう。

でも、家の壁が写真でいっぱいになっても、それはそれで割り切るというのもいいのではないでしょうか。最近はすっきりしたインテリアを好む親御さんも多いと聞きますので、そうした方には多少気になるかもしれませんが、それによって子どもによい変化があれば、親御さんにとっても大きな喜びとなるはずです。

みなさんのスマホやフラッシュメモリの中に、すばらしい写真が眠ったままになっていませんか? これは本当にもったいないことです。ぜひ、子どもの自己肯定感を育てるために有効活用してください。

最後に1つ注意点ですが、張っておく兄弟姉妹の写真の数が偏らないようにしてください。たとえば弟の写真が兄より少ない場合、弟は「ボクよりお兄ちゃんのほうが大切なのかな……」と感じてしまう可能性があります。子どもは、親が兄弟姉妹に公平か否かについてはかなり敏感なので、気をつけてください。

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