バフェット氏も賞賛する、日本型経済モデル 競馬も4連勝中!ぐっちーさんが読む、ちょっと先のマーケット

✎ 1〜 ✎ 25 ✎ 26 ✎ 27 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

つまりこれは裏を返せば、日産は社員が優秀だけど経営陣がぼんくらだった、ということになりますね。わたしは何百という会社の財務部門とお取引してきましたが、この言葉は実感としてわかります。大変優秀な社員が無能な経営者に潰されているケースをどれだけ見てきたことか。24時間働くのが当たり前だ、なんていう経営者が、そのまま政治家になってしまうのですから日本の政治は100年遅れています。一方で企業は1人1人の無私の労働による優秀な従業員によって成り立っているということを忘れてはなりません。

日本は「世界一の資源国」である

そして、そういう日本において、果たして、アメリカ型の弱肉強食という競争社会がふさわしいのかどうか、今一度立ち止まって考える時に来ているのではないかな、と安倍自民党の大勝をみて思ったのです。

1980年代、サウジアラビアのヤマニ石油相というOPECの発展に貢献した大変な方がおりまして、ヤマニさんは当時日本に来て、「日本には資源が何もない、と皆さんはいうけれど、私はそうは思わない。これだけの優秀な人材が日本にはいるではないですか。これはサウジから見れば石油以上に価値があるもので、日本は世界一の資源国だと私は思う」と発言されました。

次ページ日本人に一番ふさわしい経済モデルとは?
関連記事
トピックボードAD
マーケットの人気記事