北朝鮮で、デスクトップPCが人気な理由 小学校での授業開始がきっかけ、いじめ防止も?

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東洋経済オンラインでもこれまで報道してきたが、北朝鮮ではいま、ITブームに沸いている。自主開発、自主生産したタブレットもすでに3機種あり、さらなるバージョンアップも重ねているほど、ITの普及に拍車がかかっている。

特に教育面では、金正恩第1書記をはじめ「知識経済時代の要求に合わせて」教育課程も改編中。特に、ITを利用した情報教育などに力を入れ始めている。

北朝鮮も「世界の流れ」に乗る動きが増えた

実際に十数年前からIT技術の開発に本腰をいれ、前述したタブレットパソコンをはじめ各種ソフトウェアの開発もすでに多数。また、コンピュータハッキングでは、中国と並ぶ実力であることも周知の事実だ。

経済水準は他国と比べ低いとはいえ、一部の富裕層だけでなく、また都市・地方を問わず、北朝鮮でもIT化の波が押し寄せており、それにつれて技術の底上げも進行中とも言えそうだ。

福田 恵介 東洋経済 解説部コラムニスト

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ふくだ けいすけ / Keisuke Fukuda

1968年長崎県生まれ。神戸市外国語大学外国語学部ロシア学科卒。毎日新聞記者を経て、1992年東洋経済新報社入社。1999年から1年間、韓国・延世大学留学。著書に『図解 金正日と北朝鮮問題』(東洋経済新報社)、訳書に『金正恩の「決断」を読み解く』(彩流社)、『朝鮮半島のいちばん長い日』『サムスン電子』『サムスンCEO』『李健煕(イ・ゴンヒ)―サムスンの孤独な帝王』『アン・チョルス 経営の原則』(すべて、東洋経済新報社)など。

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