【完全保存版】東電株主総会、全議事録(1) 3時間41分にわたるやりとりを、すべて公開
このうち平成24年度の連結計算書類に関する監査結果についてご報告申し上げますと、会計監査人の監査結果につきましては、平成24年度報告書57ぺージから58ページに記載の連結計算書類にかかる会計監査人の会計監査報告の通りであり、監査委員会の監査結果につきましては、同じく61ページから62ページに記載の監査委員会の監査報告の通りでございます。
従いまして、ただ今報告のありました、事業報告、連結計算書類および計算書類は、いずれも適法かつ正確であります。なお福島第一原子力発電所の事故による経営各面の課題への対応につきましては、引き続き厳格な監査を進めてまいります。以上ご報告申し上げます。(拍手)
下河邉会長: 報告事項は以上の通りでございます。
続きまして、議案の上程に移らせていただきたいと存じます。報告事項および議案に関するご質問につきましては、すべての議案を上程しご説明させていただいた後に、まとめてお受けさせていただきます。
それでは初めに会社提案である、第1号議案を上程いたします。本議案は本総会終結の時を持って取締役全員の任期が満了いたしますので、取締役11名を一括して選任する事をお願いするものでございます。今回、指名委員会の決定に基づき、選任をお願いいたします11名の候補者につきましては、開催ご通知の3ページから8ページに記載の通りでございます。
以上が会社提案であります第1号議案のご説明であります。
次に、1名の株主様からのご提案である、第2号から第4号議案を上程いたします。第2号から4号議案の内容および提案の理由は、開催ご通知の9ページから11ページの記載の通りでございますが、提案株主様から補足すべき点がございましたら、各議案につきまして、それぞれ3分以内でご説明をお願いしたいと思います。いかがでございましょうか。(拍手)それではご説明をお願い致します。
1750番・男性: 株主番号1750番です。第2号議案から4号議案までの補足説明を一括して行います。
2011年原発事故から以来、東京電力ではほとんどの電力供給を火力発電に頼らなければならない状態が続いています。そして必要経費のうち約60%が火力発電の燃料費と購入電力料金となっており、経営を圧迫しています。一方で、太陽光発電や風力発電の自然エネルギーはまったく燃料費がかかりません。もし仮に必要な電力の1割が自然エネルギーに置き換わったとすれば、約3,000億円の経費が削減され、今期の営業損失が解消されるのです。昨年から始まった自然エネルギーの全量買い取り制度では、電力購入費用のほとんどを電気料金に転嫁できるからです。一方で、自然エネルギーの増加は消費者にとって、電気料金の値上げになると批判を受けていることも事実です。
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