【完全保存版】東電株主総会、全議事録(1) 3時間41分にわたるやりとりを、すべて公開

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次に、コスト削減とコスト管理の徹底でございます。電力市場の全面自由化後も市場競争に勝ち抜いていけるよう、抜本的なコスト削減に取り組むとともに、外部有識者を委員といたします調達委員会のもとで、調達構造や調達慣行の見直しを進め、総合特別事業計画の削減目標額からさらに毎年、年間1,000億円規模のコスト削減の上積みを目指してまいろうと思っております。

加えて現段階では、柏崎刈羽原子力発電所の再稼動の時期が見通せない状況でありますことから、緊急避難的なコスト削減の深掘りを含め、あらゆる手段を講じてまいります。また全社に管理会計を導入し、自発的なコスト削減、収益拡大のメカニズムを確立してまいりたいと考えております。

次に、経営改革でございます。

当社は本年4月に従来のホールディングカンパニー制への移行も視野に入れ、社内カンパニー制を導入いたしました。各カンパニーの具体的な取り組みにつきましては、報告書の8ページから9ページに記載の通りでございますが、社内カンパニー制のもと各事業部門が自発的に収益拡大に取り組み、競争力を高めてまいりたいと思っております。また人事制度や広報の改革も実施し、取り組みを一層加速させてまいります。

なお、事業報告、その他の事項につきましては、報告書の10ページから31ページに記載の通りでございます。

続きまして、平成24年3月31日現在の連結貸借対照表につきまして、その概要をご報告させていただきます。

報告書の32ページに記載の通り、まず資産につきましては、合計14兆9,891億円で、前年度に比べまして5,473億円減少しております。次に負債につきましては、合計13兆8,513億円となりまして、前年に比べまして8,726億円減少しております。

次に純資産につきましては合計1兆1,378億円で、これは3,253億円増加しております。次に平成24年度の連結損益計算書につきましては、報告書の33ページに記載しており、先ほど事業の経過およびその成果の中でご説明申し上げた通りでございます。

最後に、連結株主資本等変動計算書、連結注記表および当社単体の計算書類につきましては、報告書の34ページから56ページに記載の通りでございます。

私からは以上で報告を終わらせていただきます。(拍手)
 下河邉会長: 続きまして、監査委員会の監査報告につきまして、監査委員の古谷取締役からご報告いたします。

監査委員・古谷氏: 監査委員の古谷でございます。監査委員会を代表いたしまして、私からご報告申し上げます。

当監査委員会は平成24年度における取締役および執行役の職の執行を監査し、監査報告を作成いたしました。その監査結果につきましては、平成24年度報告書61ページから62ページに記載の監査委員会の監査報告の通りでございます。

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