「今から」始めても勝ち残れる、就活の進め方 説明会は"朝イチ・前方真ん中"の席を狙え

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6 会社説明会に参加

会場には、少し早めに入って、前方真ん中の席を確保します。熱意は態度で示すのが基本です。また、受付時だけでなく、周囲にいる社員にも、「おはようございます」「こんにちは」「よろしくお願いします」という挨拶も忘れずに! 事前に用意した質問や、説明を聞いて生じた疑問は、消化不良のままにせず、その場で解決することが大切です。個人的な事情を含む質問は、全体の質疑応答時ではなく、個別に声がけをして質問しましょう。

7 自己理解のための振り返り

ここまで企業理解がすすめば、あとは自己理解です。志望企業に入社したら「誰に×何を×どうする」仕事をおこなうのか、それをイメージしつつ、活かせる「自分らしさ」を言語化します。あなたのキャリア軸にそった“強み”の整理です。時間が限られるので“強み”だけでOK。あなたのキャリア軸をふまえて、評価されそうな「自分らしさ」を言語化しましょう。

マナーや面接練習は就活の中で学ぶ

ここまでのステップを3月中にすすめれば、4月からの選考フェーズに間に合います。最後に、効率的に就職活動をすすめるコツをお伝えします。

マナーは現場で習得

社会人とできるだけ話をしましょう。最後に「私の気になる話し方や態度はありましたか?」とたずねます。アドバイスされたことを修正していけば、就活マナーはOKです。

面接練習は質問や雑談でクリア

面接は面接官との対話なので、社会人との交流に慣れることが一番のトレーニングです。あらゆる機会を活用して、自分から質問や雑談をしましょう。

すきま時間の有効活用

就活がはじまると、移動時間や待ち時間が多くなります。15分を1ブロックとして、すきま時間にすること(筆記試験対策など)を事前に用意してでかけましょう。

準備を整えてから行動に移すのではなく、行動しながら準備を整えてください。また、今回紹介したステップは、あくまで1つの方法です。就活に決まったプロセスはないし、やり方に正誤はありません。就活は、相性や縁、タイミングに左右されることも多々あるでしょう。考えすぎるよりも、行動したほうが道は開けます。できることから、さっそく始めていきましょう!

平野 恵子 文化放送キャリアパートナーズ就職情報研究所 主任研究員

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ひらの けいこ / Keiko Hirano

同社で新卒採用ビジネスに関わった後、大学のキャリア科目の非常勤講師を務める。2008年から研究員として就任。2016年より現職。キャリアコンサルタント(CCE,Inc.認定GCDF-Japan)として大学低学年から就活生、新入社員までのキャリア支援に関わりつつ、就職活動・採用活動の動向や意識調査を基に、雑誌や専門誌への執筆などを行う。北星学園大学、札幌学院大学の非常勤講師。

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