会議に参加したとたんにバレるのが、骨の髄までしみ付いた「二流の無礼さ」である。
5分の遅刻が、あなたの「信頼」を損ねる
「電車が遅れて……」「道路が混んでいて……」「会議室を間違えて……」など、会議に遅れる人は、大抵「その場しのぎの言い訳」を毎回のように連発する。
社内会議どころか、クライアントの会議にも遅刻し、「10分ほど遅れます」とメールを入れておきながら、10分後には「あと5分」、そして5分後になると「あと30秒で着くから」などと、恥ずかしすぎる「あとちょっとで着きます」宣言を繰り返し、「二流の階段」をコロコロと転げ落ちていくのだ。
結局、1時間遅れて登場した遅刻魔たちは、手に汗がダラダラ流れているので、握手したとたん、ねっとりとした手汗が伝わってくる。
おまけに、「大遅刻」という非礼を働いておきながら、何事もなかったかのように「さっ、始めましょっか」と言わんばかりの態度をとるのだから、もはや三流を通り越して「あの人は、人格的欠陥商品だ」と後ろ指を指されても、仕方がないだろう。
会議では、発言の中身うんぬん以前に、「時間をきちんと守るか」など、開始前の礼儀に関する印象で、相手への「好感度」「信頼度」が決まってしまうものだ。
会議に遅刻する人は往々にして、「出勤時間にも遅刻」「友達との待ち合わせにも遅刻」「仕事の提出期限も遅刻」と、人生全般にわたって「遅刻地獄」に転落し、あなたの「人間としての信頼」を根本から損ねていることを、肝に銘じたい。
次にバレるのが、会議に対する「準備不足」の実態である。
二流の会議参加者は、まず事前に資料を読んでこないし、会議に使う資料も直前に配りがちだ。そのうえ、配られた資料も突っ込みどころ満載で、誤字脱字は基本である。
前回指摘された修正ポイントがそのまま修正されずに残っているのも、二流の会議資料の特徴といえるだろう。
当然のことながら、まったく準備してこなかったものだから、会議では発言をせず、参加者の発言もメモせず質問もしない、「単にそこにいるだけ」の静かに準備不足な二流の人は実に多い。
しかし、それ以上に迷惑千万なのが、準備もしていないのに、とにかく的外れな発言ばかりする、やかましいだけの三流の人ではないだろうか。
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