韓国でようやく「ポケモンGO」が正式リリース セキュリティ懸念で海外より半年遅れて開始

[ソウル 24日 ロイター] - 任天堂<7974.T>などが開発したスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」が24日、韓国で正式にリリースされた。同ゲームがユーザーの位置把握に利用するグーグルマップに関してセキュリティーの面で懸念がもたれており、海外に比べ半年遅れのサービス開始となった。
韓国では安全保障上の理由から、ほぼ全域でグーグルマップの機能が政府により制限されている。リリースに当たり、マップを巡る問題をどう解決したのかについて、ポケモン・コリアと開発元の米ナイアンティックの両社は詳細を明らかにしていない。ナイアンティックのアートディレクター、デニス・ファン氏は「公的にアクセス可能なあらゆるデータソースを利用した」と説明した。
リリース当日は、朝方にアクセス集中によりダウンロードが一時不可能となったものの、障害はまもなく解消された。ある熱心なファンはフェイスブックで「ポケモンGOがきょう正式にリリースされた。人気はもう下火だが、私はやろうと思う」と書き込んだ。
調査会社ニューズーによると韓国は中国、米国、日本に次ぐ世界第4位のゲーム市場。リリース前の韓国では待ちきれない一部ファンが、グーグルマップ上ではまだ韓国領に分類されておらず、ポケモンGOをプレーできた北朝鮮との国境、ソクチョに遠征する事態が起きていた。
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