日経平均は2日ぶり反発、55円高

アジア株高や日銀の景気判断上方修正を好感

11日の東京株式市場は日経平均株価が小幅ながら2日ぶりの反発となった。日経平均株価は前日終値比55円98銭高の1万4472円58銭で本日の取引を終えた。TOPIXは同0.43ポイント安の1194.77だった。東証1部の出来高は概算で27億8023万株、売買代金は2兆2305億円だった。

前日の海外市場はマチマチだった。米国は、NYダウが5日ぶりに反落したが、ナスダック総合とS&P500は5日続伸。欧州も、イギリスやフランスが下げる一方、ドイツは堅調だった。

外国証券は12営業日連続で買い越し

東京市場寄り付き前の外資系証券会社経由の注文動向は、売り1080万株に対し買い1530万株で差し引き450万株の買い越しだった。買い越しは12営業日連続。

本日は、バーナンキ・米連邦準備理事会(FRB)議長が10日の講演で、『当面は金融緩和策を継続する』との方針を示したことをきっかけに円高ドル安が進んだ。日本株に過熱感が出ていることも売り材料となり、日経平均は前日終値比141円安の1万4275円で寄り付いてスタート。ただ、これが本日の安値となり、その後は下げ幅を縮小、前引けは前日終値比23円安の1万4392円だった。

一方、遅れて始まったアジア市場は総じて堅調。香港、上海、インドなど軒並み上昇した。昼のバスケット取引は298億円が成立し、「売り買い均衡」と伝えられた。

後場の日経平均は1万4373円でスタート。本日は午前中から、為替が円高に振れていたが、「日銀が金融政策決定会合で、景気判断を『緩やかに回復していく』としたことなどから円高に拍車がかかり、先物主導で売りが加速した」(大手証券)とされ、12時59分には、1万4281円まで下げた。一方で、日銀が、2011年1月以来、2年半ぶりに、景気判断に「回復」と明記したことで、「日本経済の回復に期待感が高まってきた」(市場関係者)。日経平均は、14時過ぎから徐々に買い戻され、小幅ながら反発して本日の取引を終えた。

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