帰りは別路線を使う「電車で初詣」の楽しみ方 新年はふだん使わない駅で新たな発見を

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■明治神宮(東京都)
原宿駅→<明治神宮>→参宮橋駅・代々木駅・北参道駅

明治天皇と昭憲皇太后を祀る神社で、初詣客は例年300万人を越え日本一として知られる。参道に鬱蒼と茂る森の木々、実は国民からの約10万本の献木を植栽した人工林というから驚きだ。年末年始の限られた期間だけ山手線・原宿駅3番線ホーム(臨時ホーム)が外回り専用で利用可能となる。

原宿駅の臨時ホームから臨時駅舎を通って明治神宮にアクセスできる期間は以下のとおりだ。

<JR原宿駅 臨時改札口の開設時間(予定)>
大晦日:23:00~終夜
元日 :~17:00
2~3日:10:00~ 17:00
(出典:明治神宮ホームページ)

実はこの臨時ホームの“特別感”を味わうことができるのもあとわずか。2020年東京オリンピック開催に合わせて行われる改良工事で、この臨時ホームが山手線外回り用の常設ホームに生まれ変わり、新たに「明治神宮口」改札が開設される予定だ。

お参りを済ませたら同じ道を戻らずに「参宮橋口」方面へ抜けてみよう。境内を抜けるとすぐに、小田急線・参宮橋駅に辿り着くことができる。このほか代々木口からは山手線・代々木駅、地下鉄副都心線・北参道駅にも抜けることができ、ひと味違った初詣の思い出が作れそうだ。

心安らぐショートカット初詣

■靖國神社(東京都)
九段下駅→<靖國神社>→市ヶ谷駅
九段下と市ヶ谷のどちらからも歩いて行ける靖国神社(筆者撮影)

明治天皇により1869(明治2)年に創建された東京招魂社が由来の靖國神社は、国を守るために亡くなった戦没者が祀られており国家安泰・家内安全がご利益とされる。地下鉄九段下駅から本殿までたどり着くまでに少し距離があるが、空が開け、雑踏から離れているからか不思議と心が安らかになっていく。参拝を終えたら南門を右に出て道なりに歩けば、10分ほどで総武線・市ヶ谷駅だ。途中の案内地図を見ると、靖國神社が両駅の中間の地点にあることがわかる。

■浅草寺(東京都)
浅草駅(東武鉄道ほか)→<浅草寺>→浅草駅(つくばエクスプレス)

浅草寺は観音菩薩を本尊とする都内最古の寺。東武鉄道・浅草駅とつくばエクスプレス・浅草駅は距離にして600メートルほど離れており、乗り換えの接続駅となっていないこれらの駅のちょうど間に浅草寺がある。

この一帯は初詣の時期に限らず一年中賑わっているのはご存じの通り。雷門、仲見世通りなど東京の下町風情を楽しみながら浅草寺へお参りした後は、花やしき方面へ抜けてつくばエクスプレス・浅草駅へとアクセスしてみるのも面白い。

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