新型山手線、後部の行先表示は「花柄」だった 12種類の花が毎月変化、IT技術で表示可能に

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山手線の新型車両E235系の後部に表示された花柄の模様。季節によって変わる

新型山手線車両E235系は列車内のデータ通信速度を従来の10倍以上に向上させ、線路や架線の状態監視からブレーキ、空調装置に至るまであらゆる情報をリアルタイムで地上システムに送信することを可能にした。ハイテク技術の塊ともいえる存在だ。

昨年11月末に量産先行車1編成が営業運転を始めてからはや1年。当初は予想外の不具合に悩まされたが、最近は特段のトラブルもなく順調に運行を続けている。2017年春頃からは量産車49編成が順次導入される。利用者の目にする機会がどんどん増えてくるだろう。

去りゆく電車に「花」が!

山手線のE235系(撮影:風間仁一郎)

そんなE235系の行先表示器にちょっとした秘密があるのをご存じだろうか。列車の最後尾にある行先表示器に花柄の模様が表示されているのだ。

E235系の車両正面の行先表示器は、進行方向の前方から見ると「山手線」という路線名と「品川・東京方面」「新宿・渋谷方面」といった行き先が交互に表示される。ところが、列車の最後尾に回ると、駅に停車している間は、やはり「山手線」という路線名と行先表示が交互に表示されているが、ドアが閉まり列車が発車すると行先表示器が花柄模様に変わるのだ。

鉄道ファンの間では知られた話のようだが、一般の利用者は乗ってしまえば車内からはわからない。いわば、E235系に乗り遅れて、走り去る車両をうらめしそうに見た人だけが味わうことのできるささやかな楽しみである。

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