「980円予備校」で変える教育環境の地域格差 リクルートグループの教育新事業、その原点

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――どうしてこの映像授業というアイデアを思いついたんですか。

元々その進学事業をやっている時に、高校生向けのインターネットメディアを担当しているところがあって、どうやったら高校生が毎日、見たくてしょうがないようなインターネットサービスになるんだろうと考えているときに、そういえば、自分も大学を出た後に、資格の予備校に通っておりまして、その時、先生の生の授業があって、一方で忙しいカリスマ先生の授業が、映像授業であったんですね。

私はやっぱり普通の先生の生の授業よりもカリスマ先生の映像授業を見ている。そういえば、大学受験だって、映像予備校みたいなところは、カリスマ先生の映像授業を見ている予備校もあったりもするので、本当に、高校生たちが見たいカリスマ先生の授業が見放題のサービスがあったら、多分みんな塾や予備校に行かず、このインターネットの映像授業を見るだろうなというアイデアが6年前に思い浮かびました。

経営会議に出したアイデアは棄却

――これはいけるなと思われたと思うのですが部署の方などの反応はいかがでしたか。

私もちょっと興奮して“出る杭”タイプだったので、すぐさまそれをビジネスプラン化して進学事業というなかの経営会議に出しました。しかし、リクルートという会社は、今まで情報メディアというものを作っていて、なかなかコンテンツサービスというものを、実際、消費者からお金をいただいて、提供するサービスを一度もやったことがなかったので、ちょっと我々のできることではないという理由で棄却されてしまいました。

――つまり、前例がないからということですかね。

前例がないのと、私自身に予備校というものを立ち上げる知見もリレーションも何もないじゃないかと。

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