「頭のいい人」が成功できない5つの根本原因 組織で勝利するのは、「人を動かせる」人間だ
3つ目は、周りに恐れられてしまうこと。
あまり優秀ではない人をどう扱うか、その態度は皆が見ている。そして、その人がどれだけ人望を得られるか、ということを決める。
あるメディアに有能な方がいたが、その人には人望がなかった。なぜならば、会議でイマイチな発言をした人に対するツッコミが、的を射すぎていたからだ。
「イマイチな発言を繰り返す奴もどうかと思うが、アイツのツッコミはキツイ」という噂が立ってしまっていた。
要は、その人の発言が周りに恐怖感を与えてしまっていたのである。
期待されて、人は初めて動く
4つ目は、人にあまり期待しないこと。
こういう話をすると、「頭が良くても、人あたりがイマイチなんでしょ」と言われるが、そんなことはない。頭が良い人は相手の考えていることがだいたいわかるので、人あたりが悪い人は少ない。
マンガやドラマのステレオタイプでは、「頭が良い人はガリ勉で暗く、人あたりが悪い」と描かれるが、実際にはそんなことはなく、人あたりの良い人も珍しくない。
しかし、本質的には、人を動かすのは、「人あたり」ではない。「その人に対する期待」である。頭の良い人は、自分の能力が高いがゆえに、「他の人に対する期待」を持ちにくい。
「この人は、この仕事を自分以上にできる」と思うことが、下手だということだ。
5つ目は、頭の良さを重要視しすぎること。
人にはさまざまな強みがあるが、「頭の良い人」は、「頭の良さ」という尺度を過大評価する傾向にある。
本質的には、「頭の良さ」は、成功するための必須の条件ではない。成功の度合いは頭の良さに依存するかもしれないが、成功する、しないを分かつのは頭の良さではなく、行動力である。
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